Yukihiko Blog Written by Yukihiko

ピアノの経験が人生を通して役に立つ3つの理由

教育

私の妻は、小さい頃からずっとピアノを学んで来た事を誇りに思っています。彼女にとってピアノは一生かけて続けて来たアイデンディティになります。子どもにも、そのようなものを持って欲しいと思っています。

私もそれには賛成です。私はそのような一生続けて来て、自分はこれをやって来た、みたいなものはないからです。ここでなぜピアノが子どもの教育に良いかを考えてみたいと思います。

ピアノの教育への効果

1.ピアノは頭を使う

知らない事を学ぶ事は子どもにとってすごい負荷がかかる事です。妻がピアノを教えていると、子どもが脳みそをフルで使っているのが見えるそうです。妻自身はもうピアノが弾けるのでそのプロセスはもう無いのだが、出来ない人の学ぶプロセスを見るとすごい感じるようです。

妻曰くピアノは、”1ミリの目標の繰り返しで、大きな目標も達成する。”という事です。

これは仕事でも同じだと思いますし、子どもの成長のプロセスもそうですね。何事も最初は少しづつ学んでいき、いつの間にか後ろをみると成長している事を感じられます。

ピアノが成長に良い理由を考えて見た結果、この頭をフルで使う事なのかもしれない。指も含めて全身を集中して弾きますし。脳が活発に動く訓練だから、ポーッとしてたり、何も考えてないと弾けない。だから芸術って素晴らしいですね。

2.ピアノは理由を持って練習をする必要がある事。

”ピアノはこうだからこうって理由が無いと進まない。みんなは何も考えてないで生活しているけど、ピアノをやってると何となくでは出来ない。”

と妻は言います。これは私には新しい視点でした。

人生を何となく生きている人も多いように感じます。特に日本では周りの期待に合わせていれば間違いないように生きる事ができる。私もそうでした。こう言う風にすれば周りの期待に応えられる、自分の能力と周りの人の期待を考えるとこの大学・会社を進むべきだ、とか。私はそのように人生を生きて来ていたのです。

ピアノを学んでいく中で一個づつ進む理由を考えて練習を続けていく、そして何となくではなく、理由を持って練習を続けていく事は素晴らしい事だと思います。

3.ピアノは自分との戦い

妻は小さい頃から他人とのコミュニケーションが得意な方では無かったらしい。そのため、彼女の母親がピアノを習わせたと言います。

ピアノは自分自身との戦いだ。全て自己責任。運は無い。本番で弾けなかったらそれで終わり。生まれ持った才能なんて無い。

と言ってます。ピアノはチームでやるものではなく、自分との戦いです。一人で練習して自分を超える演奏をする。もちろん人とコンテストなどで結果を競いますが、究極は自分とどれだけ向き合えるかだと思います。

そのように自分の向き合う事ができる事は素晴らしいと思います。その中でいろいろな事を考える力がつき、想像力もつきます。それが人生をよく生きるための力になるのでは、と思いました。

彼女がピアノに誇りを持っている事を私は誇りに思います。

読んでいただきありがとうございました。