外資系日本法人の営業職の出張の頻度は?【結論:日系企業のが多い】
私は海外出張がとても好きでした。日系企業にいた頃は海外の出張がたくさんあったのですが、外資系に入ったら出張はめっきり減ってしまいました。
その理由と背景を説明したいと思います。
日系企業の出張の頻度は?
当時私はマーケティングの部署にいたので、お客様に訪問して商品開発をするような仕事でした。そのため、お客様は国内に限らず海外にもたくさんいましたので、海外出張も頻繁に行っていました。もともと海外に行くのが好きだった私にとってはとても楽しい仕事だったのです。
海外に行くとその土地の空気や文化に触れられますし、食べ物もいろんな食べ物に興味がありましたのでたくさんの良い経験をさせてもらいました。
ちなみに、日系の海外営業の部署の人たちは自分の担当領域のお客様には頻繁に訪問する機会がありますので、海外出張が好きな人は海外営業部門に着くのが一番良いのではないでしょうか。
しかし、日系企業の業績が悪くなるにつれて私の給料も下がっていってしまったので、仕方なく外資系に転職しました。
外資系企業の出張
外資系なので、グローバルに働くという事を想像していたのですが、海外出張はほとんどありません。全然行かなくなりました。
それもよく考えたら当たり前の話なのですが、外資系の日本法人は日本のお客様をサポートするために存在するのです。つまり他の国は他の人がサポートしているので、海外に行く理由がありません。
それでも数回海外出張に行く機会があったのは、以下の3パターンになります。
- 自社の工場監査
- 日本企業の海外拠点に訪問
- 自社の本社にお客様と同行
自社の工場監査
自社の商品を使ってくれることになった場合は、作られた工場をチェックされます。それを工場監査と行ってお客様の品質担当の方が自社の工場を訪問してラインをチェックするのです。それに営業は同行する機会があります。お客様と日本から一緒に海外の自社工場に行くのですが、長い時間一緒にいるので、仲良くなれる機会となれます。
逆に、お客様の相手をしないといけないので自由な時間は比較的とりにくく、観光をするにしてもお客様と一緒に行くことになります。そんなに仲良くなれない人とだとあまり楽しくはありませんね。
お客様(日本企業)の海外拠点に訪問
グローバルに展開しているお客様を担当することになった場合は、開発が日本とアメリカと両方で行なっている場合などがあります。その場合は海外のお客様の支社に訪問する機会もあります。基本的には自社の現地の同僚がサポートしているのですが、日本企業の本社を担当している営業として訪問する機会もありました。
しかし、費用の締め付けが厳しくなり最近はあまり海外の支社に訪問することはなくなっています。当然コロナの問題もあります。
この出張の場合だと現地のお客様に会えば良いだけなので、比較的自由な時間が取りやすいので観光などもたくさんすることができます。
自社の本社にお客様と同行
仕事の話で自社の本社の開発部門と打ち合わせをするという機会もあります。その時はお客様の開発部門の人が自社の本社に訪問して、担当営業の自分も同行訪問するという形です。
この場合ですと、自社の本社に行くことができるので、普段メールだけの同僚と顔を合わせることができます。出張申請の時もお客様の相手をするのと同じくらい社内の挨拶まわりをする事が大切と言われます。
注意しなければいけないのが、この出張の場合は重要な品質問題など深刻な会社間の問題である場合が多く、「出張」というより「お客様が本社に乗り込んで行くのを抑える」という事が目的になることも多いです。その場合は、仕事が重いので出張自体も楽しめない場合もあります、、残念ながら。
外資系の本社の同僚の挨拶回りの重要性
本社に行く機会があったら、普段仕事をしている人に挨拶をして回るのが非常に重要になります。外資系で自分の仕事を回す時にはメールでたくさんの人とやりとりします。時には電話会議で話す人もいますが、基本は海外なので顔が見えません。当然同じ会社で働いている仲間なのですが、顔を知っているかどうかで対応がかなり変わってくるのです。
外資系でも日本人でも、所詮人間です。知っている人の仕事は優先してやりたくなりますし、知らない人の仕事は後回しになるものです。
特に外資系のような顔が見えない人と一緒に仕事をしている場合は、重要な人には会える時に挨拶しておくこと。また行くのは無理でも電話などで少し話をしておくと親近感が湧いて働きやすくなること間違いありません。顔を合わせておく重要性はぜひ覚えておいてください。
まとめ
外資系の日本法人の海外出張についてまとめます。
- 外資系の日本法人の海外出張頻度は日系より少ない
- 海外出張にいけるのは、工場監査、お客様の海外拠点訪問、お客様の自社本社訪問の同行
- 本社に行った時には、普段顔を知らない同僚に挨拶する事が仕事をスムーズにするコツ
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