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外資系企業でサラリーマンとして働く1日の流れ

外資系

外資系で働くサラリーマンが1日をどのように過ごしているか知りたいと思いませんか?この記事では、具体的に外資系のサラリーマンの1日のイベントを追って解説していきます。

この記事を書いている私は、外資系企業歴10年のサラリーマンです。国内企業から外資系に転職した経験から、国内企業と外資系のどこが違うのかを説明します。

外資系サラリーマンの1日

外資系サラリーマンの朝

私はアメリカに駐在していた時の習慣から朝早めにオフィスに行きます。8時前にはオフィスで仕事を開始しています。

しかし、他の同僚達は特に早いというわけではありません。むしろ日本企業の方が出勤は早いかもしれません。外資系は自分の働く時間は自分で管理するという考え方があるので、時差出勤している人も多いからです。

ただし、一部の人は朝遅くに出勤します。それは、外資系では電話会議があるからです。夜遅くまで電話会議していた人は遅くに出勤することもあります。

世界中とつながる電話会議

外資系企業は本社が海外にあるため、日常的に電話会議があります。私の会社はアメリカ企業なので、向こうと電話会議をするのは深夜か早朝になります。

アメリカだけというわけではなく、世界各国と行う電話会議があるので、向こうの時間に合わせる必要がある場合は、こちらの生活時間がずれてしまう事もあるあるです。

例えば、重要な不具合問題があった時。夜遅くにアメリカで行われる会議にどうしても出る必要がある時は深夜の時間に参加せざるを得ない時もあります。12時くらいでも、通常早起きの私からすると眠くなってしまうので厳しい時間帯です。

私は個人的には早朝の8時からの電話会議がお気に入りの時間帯です。朝8時から電話会議で、10時までに2-3個の電話会議を終わらせる日もあります。

夜遅くまで電話会議に参加した場合は、次の日の朝は遅れてしまいますよね、これは普通に許されます。しょうがないですから。基本的に仕事をしていれば何時にオフィスにいなければいけないという事はなく、上司も柔軟に対応してくれます。

ちなみに、休みについても有給を断られる事は基本的にありません。「いってらっしゃい!でも仕事はちゃんと誰かに引き継いでいくかなんとかしてね!」という感じです。休むのは自己判断ですが、仕事をしていないと評価は下がります。その変の厳しさは外資系ならではかもしれません。

各国の時差は覚えてしまう

外資系に入って必ず覚えるのが、各国との時差です。

アメリカでは西海岸と東海岸などの時差は覚えますね。ヨーロッパと日本で仕事が会う時間は夕方、という風にどの時間に電話していいか、どの時間にメールの返信がくるか、などを考えるのも外資系ならではですね。

例えば、カルフォルニアなどの西海岸は日本の昼くらいまで働いているので、そちらの人とやりとりは午前中に進みます。日本の昼を過ぎると、インドあたりの国が起きてくるので、必要な場合は連絡すると、反応が返ってきます。夕方はヨーロッパですね。深夜はアメリカです。

外資系にいると、各国の時差が身体に身についてきます。また、たまにアメリカ人が向こうの深夜にメールが返ってくる事に驚く事もしばしばです。アメリカ人や海外の人は働かないイメージを持たれているかもしれませんが、それは間違えです。彼らは必死で働いています。日本人が特に多く働いているというイメージはありません。

昼間は、お客様との打ち合わせで通訳の仕事

私は営業なので、お客様への訪問もします。相手はもちろん日本企業なので、国内企業の仕事と変わりはありません。ただ一つ、違うのは、そこに外国人がいる事です!

世界各国から来日する外国人は日本企業に興味を持っています。そのため、外国人をお客様に連れていく事も多くあります。当たり前ですが、外国人は日本語が話せませんので、打ち合わせは英語で行う事になります。いや、ところが英語ができるお客様も実際そんなにいないので、通常は我々のような外資系の営業が通訳になる事になります。

通訳、、結構大変です。

通訳は外国人の説明を翻訳すると同時に、お客様の質問も通訳して質問しなければいけません。フル通訳はとても疲れますし、英語力が必要になるのは間違いありません。

多くの日本のお客様は、英語のリスニングは出来るのです。

その場合、説明を全て通訳する事はいらなくなりますが、話すことは難しいです。お客様が英語で直接質問する事はまだあまり多くありません。

外人と訪問した際の訪問レポートも基本は英語です。ただ、リアルタイムの通訳と比べると落ち着いてかけるレポートは特に問題ないですよね。

ちなみに、私がアメリカに駐在している時に聞いていた英語は全くレベルが違いました。普段日本にいる外国人、もしくは日本人の英語力を理解して話しかけてきてくれている外国人が普段いかに気を使って英語を話してくれてるかを認識しました。ローカルで話している英語はそれは早いし、ついていくのはとても難しいです。映画を字幕無しで全て理解できるかというレベルですね。できません。

英語でのメールのやりとり

当然ながら、通常業務は電話会議ばかりではなく、メールが基本です。電話会議を行うのは込み入った話の時や重要な合意が必要な会議の場合だけですね。時差も考えるとメールはやはり便利です。

今の自分のメールを見てみると70-80%以上が英語のメールになっています。

もう特に不思議な感じはしませんが、日本企業から転職してきた時はとても驚いたのと、対応するのに必死でした。日本企業の時は90%以上のメールは日本語でした。当たり前なのですが。

また、社内の連絡メールや本社からの情報は英語で毎日飛び交っています。そのため、英語の読み書きの能力はある程度は必要になります。英語でたくさん細かい事が書いてあるメールはいまだに読むのに集中力が必要になります。

メールは電話よりも簡単に感じますが、本社に承認をとる場合など重要な件の場合は、英語のレベルが必要になる事があります。英語ではなくビジネス力、説得力と言えるかもしれません。

英語のメールでビジネスをするということ

ビジネスの背景を説明して、自分の依頼する内容をしてもらう。彼らのリソースを使う。この場合、シンプルかつロジカルに記載していないと相手が承認してくれない事も多いです。彼らがお金をかける事が会社にとって良い方向になるという事を向こうの責任者は判断するのです。わかりやすく簡潔に要求をメールに記載する。結論は最初に。など英語メールお基本は勉強する必要があると思います。

頻度で言うと、メールは毎日。電話会議は週2-3回でしょうか。マネージャーになると電話会議の頻度はもっと増えます。

以上、外資系サラリーマンの大体の1日をイメージしてもらえたなら幸いです。

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読んでいただき、ありがとうございました。