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外資系の営業職がつらくて厳しく辞めたくなる理由5選【わかりやすく解説します】 

外資系

外資系企業への就職・転職に興味があるけど、自分が働いていけるだろうか。。そんな不安はありませんか?

この記事では、外資系企業の営業として働く中で、外資系がなぜ厳しく辞めたいと思うのかを解説します。

外資系の転職に失敗しないように、外資系転職の負の面も見ておきましょう。

  • 外資系をつらくて厳しく辞めたくなる理由5選
  • 私が外資系の企業を辞めたいと思って転職した理由
  • まとめ

この記事を書いている私は外資系歴10年で転職2回を経験しています。アメリカ駐在2年しており、外資系企業の考え方に長く触れてきました。

外資系をつらくて厳しく辞めたくなる理由5選

結果が出せないと給料が大幅に下がる

外資系では、結果が出せないと評価が大きく下がります。したがって給料もかなり下がります。日本企業のように普段頑張っているからというように評価されることはありません。

なぜなら、外資系企業は実力主義だからです。結果が出せないと認められません。

給料のシステムとして、インセンティブ(報酬)制のボーナスの比率も大きいために、結果が出た時は大きく増えるのですが、ダメだった時は大きく減るのです。日本企業と違いチームで評価されずに個人での数字の評価です。

私がいた企業でも社内での評価・給料は大きく幅がありました。上位20%の人はとても評価され、インセンティブを多くもらえるのですが、下位20%の人にはインセンティブがゼロの人もいました。社内での格差が広がります。

結果を出せない人には厳しい世界です。

自分のより若い人が先に昇進する

外資系では、あなたより若い人でも周りから評価されて数字で結果を出していれば、先に昇進していきます。

なぜなら、外資系の人事評価に年齢は関係ないからです。ある程度の年齢で経験を積んでいれば、あとは結果次第です。

実際に私も5-10歳下の同僚に抜かされました。彼らは早くに管理職になったのです。確かに優秀でしたし結果も出していましたので認めています。

しかし、頭では理解できるものの、自分より後に会社に入った人に抜かされるのは精神的にもつらいものでした。

私は経験しなかったのですが、過去に自分の部下だった人が上司になった時はさらにこの厳しさが増します。

結果を出すことへの強いプレッシャー・ストレス

外資系では結果が求められます。つまり、結果が出せていないと強いプレッシャーが課せられます。これがつらいんです。

なぜなら、自分の上司も上司のレベルで結果を出す必要があります。そのため、自分のチームもどうにか数字を達成するプレッシャーがあるのです。会社全体でプレッシャーをかけあって結果を求める。これが外資系の強さであり、厳しさです。

実際、結果を出している人は自由に仕事ができるので良い環境なのですが、結果が出せていない人には全部指示が来ます。

「これはやっていないのか?」「なんでこれをやろうと思わないのか?」外資系の上司は理論的に攻めてくるので、反論は難しいのでやるしかなくなります。

しかし、個人にもできることとできないことがあるので、そのプレッシャーの中で働く中で強いストレスを感じる人もいます。それが嫌で辞めた人も多く見てきました。

会社の方向性の変化についていけない

外資系は会社の方向性を急に大きく変えることがあり、変化についていけない人は振り回されてつらい思いをします。

それが外資系の強さでもあるのですが、市場の要求に合わせて会社の方向性をどんどん変えていきます。自分たちが長年ずっと売ってきた製品も市場で求められなくなったらスパッと辞めます。日本企業は辞めることが苦手ですよね。

私のいた外資系でも会社の営業の進め方の方針が大きく変わりました。最近はあるあるかもしれませんが、対面営業重視からWeb販売重視に変わったのです。今まで採用されてきた営業の人たちはベテラン営業マンは対面重視で人にものを売ることを得意としています。すべてWebで販売すれば良いという方針に対して反発し、変化に対応できずに辞めた人もいました。

日本法人の権限の無さにうんざり

外資系企業の日本支社の権限はとても少ないです。そのことで苦労することがたくさんあります。

なぜなら、外資系では日本は本社から離れた「ローカル」なのです。日本企業にいるとわかりにくい感覚ですが、ローカルの日本支社の「意見」は聞いてくれても「判断」に参加することはできません。

実際に営業活動をする中であった例を紹介します。

日本のお客様向けの製品で不具合がありました。お客様は不具合と言っていましたが、自社としては不具合ではないと主張していました。なぜなら、不具合にあった項目が仕様に含まれていなかったからです。

しかしお客様からすると、この製品を使うのに絶対必要なこの機能が動かないのは不具合だろ!と怒られます。私も当然だと思う内容です。しかし、社内の本社に確認すると、その項目は保証していない仕様だから不具合としては認めないと一点張り。

最終的に日本支社の意見として修正を求めても、会社の決定として要求を却下されました。

そのことで、お客様にはひたすら謝ることに。本社とお客様の間に挟まれる立場としてかなりつらい経験でした。

私が外資系の企業を辞めたいと思って転職した理由

私が20代後半で日系企業から外資系に転職して良いことはたくさんありました。収入も上がるし、英語は大変だけど自分のスキルアップになる、ということで働きがいを感じていました。

外資系に入って良いことばかりだ!と思っていたのですが、やはり外資系も良いことばかりではありませんでした。ある時から外資系の厳しさが自分のキャパを超えて来たのです。

特に私がきつかったのが、会社からの数字のプレッシャーでした。成績が良い時は良いのですが、一度結果が悪くなると全ての行動にダメ出しするような感覚で追い詰められて行くのです。当時の私は何をやっても怒られる、、自分はダメな人間だ、、と思い込むようになっていました。

自己肯定感が下がるというのでしょうか。全てが悪い方向に進む感覚ですね。追い詰められていました。

追い詰められた結果

結果、私は転職しました。今では全然違う環境で伸び伸び働けています。

一つ言いたいのは、転職することは逃げではないということです。そして同じ”外資系”と言っても会社風土は全然違います。いくら今の会社での評価が低くて怒られていたとしても他の外資系であなたの能力を必要としていて評価してくれる人がいるのです。

私が言いたいのは一つです。今の会社が全てではありません。外の可能性を見ましょう。転職は悪いことではありません。

昔の私へのメッセージとして書きました。

外資系歴10年、転職2回経験の私からのコメント

外資系は結果が出せれば良いのですが、そうでない場合に厳しい場所です。厳しい環境の中でも成長していく強い気持ちが必要です。

また、今すでに外資系企業にてこのような辛さを味わっている人は転職を検討することをオススメします。一口に外資系といっても、会社によって全然違います。アメリカ系からヨーロッパ系などは特に文化が違いますね。

様々な選択肢を視野を広げてみるべきです。自社だけがあなたに合う会社ではありません。私も同じように前の会社に強い愛着を持っていました。しかし、会社が変わる中、辛い思いをしてずっと同じ会社にいることが私の人生でベストではないと気づいた時に転職エージェントに登録し、今はより良い環境で働いています。

退職代行サービスに頼っても良い

会社を辞めるという作業がとても大変で怖いという気持ちもわかります。そんな時は、今の時代は便利で退職代行サービスというものがあります。自分が快適に辞めるためにこのようなサービスを使うのは悪いことではありません。検討してみても良いのです。

退職代行サービス「退職代行ニコイチ」

今の仕事が辛いなら、まずは転職サイトへ登録して非公開求人を見てみましょう。それが第一のステップです。

こちらで外資系転職にオススメの転職エージェントの記事を紹介しています。