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外資系企業で評価される人とリストラされる人【知っていれば上手くやれる】

外資系

外資系に転職したいけど、リストラって本当にあるのか不安。また、どんな人がリストラされるのかが知りたいと思いませんか?また逆に、どんな人が評価されるのか。気になりますよね。

外資系でどんな人が評価されるのかを知ることでリストラを避けたり、昇進できるようになります。

この記事では、外資系でリストラされる人の特徴と、外資系で評価される人(必要なスキル)について解説しています。

  • 外資系企業で評価される人の特徴
  • 外資系企業にリストラされる人の特徴
  • 避けられないリストラについて

この記事を書いている私は外資系企業の勤務歴10年です。もともと日系企業に新卒で就職しまして、外資系企業に転職を2回経験しています。

アメリカ駐在を2年間、現地ではローカルの中に日本人一人で働いた経験があり。外資系の人がどのように評価されるのか本場で見てきた経験があります。

外資系企業で評価される人の特徴

数字で実績が出せている

外資系では数字の実績が評価の対象です。そこに年齢は関係なく、どんなに若くても会社に貢献した実績が数字で出せれば早くに昇進の道が開けるのです。

言い方を変えると、いくらみんなにあの人は仕事ができる人と認知されているとしても、アピールできる数字の実績がないと評価されません。

昇進には、数字の実績と社内の知名度と良い評判は両方が必要になります。

また、毎日オフィスに来て深夜まで残業しています、というのはマイナス評価です。長い時間いる人は仕事ができない人と見られます。

社内アピールが上手

外資系で評価されるのはアピール上手な人です。若くてもベテランでも、自分のやった結果を人にアピールしないと評価にはつながりません。

社内で目立つことも必要です。社内で良く知られている人は誰も知らない人よりも昇進が早いでしょう。

なぜなら、誰を次に上にあげるかという話が出た時に名前と顔が浮かばない人は候補にはならないからです。社内で良く知られるために、会議で一番に質問をするなどをしてアピールしていきましょう。

成長の意欲を表に出している

外資系では、常に成長する姿勢が求められます。

今のままで良いという人はダメで、自分の何が足りないから次はこれを勉強したい、と言ったように計画を立てる人が評価されます。

自分の強みと弱みを知り、それを改善する姿勢を常に持つ事が必要です。

巻き込み力がある

どの仕事でも言えることですが、仕事は一人で結果は出せません。

外資系が個人主義とはいいますが、自分の目標を達成するためにはいろいろな人を巻き込む必要があります。それによって結果を出すことで評価されるようになるのです。

自分の結果を出すために、必要な人のサポートを受けて、多くの人を巻き込んで結果を出す人が外資系で評価される人なのです。

上司に気に入られている

上記でも解説ありましたが、外資系企業では上司の評価が全てです。上司に認められている、好かれていることが会社で評価される一番の方法です。

上司はどのような事をして欲しいと思っているのか、何をしたら会社の利益になるのか、自分でアイデアを持ち相談する。そしてその後のアクションを実行する。

その過程と結果をしっかり上司にアピールする事で上司もあなたを評価しやすくなります。

自分からアクションを起こす

外資系では、言われなくても自分から行動する人が評価されます。全てに共通しますが、大切なのは自分の頭で考えることです。

「何をやったら良いでしょうか?」ではなく、「これをやった方が良いと思うのですが良いですか?」の方が良いです。

自分で考えて、許可を取り、アクションを自分から起こしましょう。

変化に対して柔軟

外資系では会社の方針の変化など、急激な変化が頻繁に起こります。

自分の仕事がなくなる、または役割が変わるという事も日常茶飯事です。

その時に、自分はこの仕事で雇われたからこれしかやらない!と言っている人は会社からはリストラの対象です。

つまり、会社が変わる時にはその変化に柔軟に対応できる姿勢を見せることが評価されるコツになります。

ちなみに、自分が本当にその会社の方針の変化について行けなくなったら、別の会社に転職という選択肢はありです。

自分が評価されない中で働き続けるのはもったいないので、他社で自分を高く評価される会社があれば転職しましょう。

外資系企業にリストラされる人の特徴

給料に見合った結果が出せていない

もらっている給料に対して、出している結果が十分ではない場合に評価は低くなり、リストラ候補になりやすくなります。

なぜなら、外資系では会社の利益にどれだけ貢献しているかで評価されるからです。

つまり、高い給料をもらっている人はそれなりの会社への貢献が期待されているために、結果を出す事の期待も高いということです。

上司の評価が低い

外資系企業では、上司の評価が全てです。なぜなら、たとえ上司がどんな人であれ、自分の会社での評価をすべて握っているのは直属の上司だからです。

よって、上司との関係づくりは自分の評価を決める上で一番大切なことです。もし上司に嫌われたら、あなたの外資系ライフは難しいものになると思ってください。

いつも個人で仕事している

外資系といえば孤独でみんなバラバラに個人主義かと思いますが、意外にもずっと一人で行動している人は評価されません。

なぜなら、会社というものは日本企業でも外資系でも一人ではできないものだからです。自分のゴールを達成するために、必要な人を巻き込んでいく人が評価されます。

ずっと一人で黙々と仕事をしている人は、コミュニケーションを取れない人とみなされて評価されません。

会社の方針に従わない

外資系の強みは会社が一丸となって目標に向かって動くことと思います。それは日本企業のように「全員が一致団結する」というものではなく、「会社が決定したことは絶対従ってください」というニュアンスなのです。

例えば、会社の方針が変わったとします。今まで売っていたものを売るのを辞めて、新しい製品を売る事になりました。

その方針のもとで、今までの製品を売り続けていたらもう評価されないのです。むしろ新しい製品をなぜ売りに行かないのかと怒られます。

会社の方針は絶対です。その通りに動かない社員、もしくは会社の方針に文句を言う社員の評価は必然的に下がります。

成長の意欲が感じられない

外資系では前向きに自分から行動し成長を目指す人を評価します。自分はもう今のままで十分と思っている人はリストラ候補になり得ます。

常に自分はどう成長できるのか、そして成長するために何をしているのか、を考えましょう。

いつも受け身

言われたことをやっているだけの人は外資系ではリストラ候補です。みな自分の仕事を一生懸命しているなかで、言われたことだけをやる人は外資系ではいらないのです。

なぜなら、外資系では自分で考えて行動する事が推奨されているからです。

自分で会社のために何ができるかを言われなくても探して、アクションを自分発信で取る人が評価されます。

英語力が低すぎる

英語力で評価が下がることはあまりないとは思いますが、あまりにも英語でコミュニケーションが取れずに仕事に支障がでるようだとリストラ候補にもなり得ます。

なぜなら、仕事ができないからです。英語ができないからではありません。ただし、英語を勉強する気があれば問題ないと思います。

参考までに、外資系で必要とされる英語力については、こちらで記事を書いてます。

避けられないリストラについて

日本市場撤退の決断

外資系企業の本社は海外です。グローバルな視点でみて、日本という市場に魅力がなくなったら、日本を撤退するということも会社判断であり得ることです。

例えば、以前は日本の電子機器のメーカや携帯電話のメーカに向けて多くの外資系メーカが売り込みに来たり、多くの営業所を置いて人を雇っていたと思います。

しかし、現在は残念ながら電気機器や携帯電話は日本企業はもう撤退ぎみなので、そのビジネス向けには日本市場は撤退している外資系企業が多いです。

現在は日本の主力事業は自動車産業なので、日本の自動車メーカ向けのビジネスで外資系は規模を拡大していますが、今後日本企業の動向次第では日本を撤退する企業はあると思います。

組織変更による部署・ポジションの消滅

外資系は異動が多いですし、決断が早いです。経営層が変わったりすると途端に方針が変わり、組織が変わることも頻繁にあります。

つまり、多く異動することにもなりますし、下手したら自分のいたポジションが削減されてしまうこともあるのです。

あなたのポジションはなくなったから、あなたの仕事はなくなりました。とリストラされることもあります。

これは会社判断だから仕方がない、と思いがちですが、実は仕方なくありません。

例えあなたのポジションがなくなっても、あなたの事を会社に必要な人材だと思っていれば、事前に別のポジションに異動させるはずなのです。

つまり、リストラにあった場合は、あなたの評価が低いからなのです。会社にとって必要な人材になる事が重要ということです。

まとめ

この記事を読んで、会社にとって重要な人になり、評価されるようになってもらえれば幸いです。

今の会社からの評価が低くて不満がある方は、転職するのもありだと思います。少なくとも転職エージェントに登録して外の世界にどんな募集があるかを調べるのは自由です。自分の転職市場での価値を見てみるのは、現在の会社に残るとしても良いことです。

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