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アメリカ駐在に必要な英語力と上達するためのコツ【わかりやすく解説します】

アメリカ移住・駐在

アメリカ駐在でどれくらいの英語力が求められるのか知りたいと思いませんか?

大変だとは思うけど、どれくらい苦労するのか。。心配な方はたくさんいると思います。

私も昔そう思っていました。

この記事では、アメリカ駐在中に求められる英語力と、その英語力を上達させるためにはどうしたら良いかを解説します。

  1. アメリカ駐在について
  2. アメリカ駐在中の生活で必要な英語力
  3. アメリカ駐在中の仕事で必要な英語力
  4. アメリカ駐在生活で英語力を上達させるためのコツ5
  5. 事前準備にオススメの英会話スクール3

この記事を書いている私は、外資系企業の勤務歴10年でアメリカに2年間駐在勤務ありのサラリーマンです。

アメリカでは、ネイティブ数十人の中で日本人1人で働きました。その経験を活かした説明をします。

アメリカ駐在について

多くが日系企業の駐在員

アメリカに住んでいる日本人は大きく分けて2種類います。

企業の駐在員か、永住権を持っている日本人です。

 

その中でも駐在員に関しては、そのほとんどが日本企業のアメリカ法人への駐在です。

私は外資系(アメリカ)企業の日本支社からアメリカに駐在するという不思議なパターンなので、とても特殊な立場でした。

実際に、私が現地で会った日本人は、全て日本からの駐在員か、ローカルで永住権を持っている方でした。

駐在員の英語力

アメリカ駐在しているというと、みんな英語ペラペラかと思われるかもしれませんが、そうではありません。

アメリカにいる日本人の英語力は人によって大きく異なります。話せる人と話せない人は本当に英語力が大きく違うのです。

なぜなら、本当に英語を話したいと思ってローカルの友達を持っている人と、日本人の中でずっと過ごしている人で英語力の伸びが違うからです。

日本企業の方が住む地域は日本人が多くいる地域が選ばれるため、日本人がたくさんいるので安心して過ごせます。

しかしながら、日本人がたくさんいる環境に住むということは、英語力の成長という意味だと悪い環境なのです。

私が見てきた中でも、1-2年で流暢な英語を話す人もいましたし、英語を話しているのを見た事がないくらい日本語で通している人もいました。

ピンからキリなのです。努力次第で大きく変わります。

アメリカ駐在中の生活で必要な英語力(場面別)

日常の買い物での英語力

日常的に買い物はしなければいけません。しかし、買い物では英語力はほとんど必要ありません。安心してください。

まず、店員と深い話はしないですし、基本的に話をしなくても買い物は完結するからです。

そして、買い物に必要な英語は単純なので、どんなに英語が話せない人でも数ヶ月いれば慣れてきます。

ただし、挨拶はしっかりできるようにした方が良いです。また、笑顔は忘れないようにしましょう。

お店の人は必ず、「How are you doing?」とか定番の挨拶をしてくるので、それに対しては返事しましょう。

これは慣れておいた方が良いです。

私が住んでいる中でも、買い物での会話はそれくらいで十分でした。

旅行での英語力

アメリカに住むとアメリカ国内が車で旅行できるのがメリットです。いろいろな旅行に行くこともあるでしょう。

ここで必要な英語は、普通に海外旅行で必要な英語なので、難易度は低いです。

なぜなら、買い物と同じで旅行中に必要な英語は海外旅行で使っていた英語で限定されているからです。

私はナイアガラの滝やフロリダのビーチ、カリブ海のクルーズなどに行きました。とても良い思い出です。英語はその場限りで身振り手振りで過ごしました。

家の生活における英語力

アメリカ駐在で一番英語力が必要になるのが、家(住居)関係です。

なぜなら、家関係のトラブルが一番多いからです。

トラブルの時は電話をしたり、慣れていないことをする必要があるので難易度が高いです。

例えば、ガスや電気関係のトラブルがあります。

公共の設備について問い合わせをするのは相当に難しいです。

大家さんが全て対応してくれるような良い環境であれば良いのですが、住んでいれば何かを自分で対応しなければいけない時も出てくるのです。

私も家の電気が消えたり、洗濯機が動かない、虫が大量発生する、オーナーが家を売りたい、など様々なトラブルに遭遇しました。

アメリカ駐在でトラブルがないのはあり得ません。誰に聞いても数回じゃないくらいのトラブルに見舞わられています。

何かのトラブルでどこかに電話する必要がある時は、事前に何を言うかメモをして最低限それを伝えるようにしましょう。

スポーツジムでの英語力

アメリカに駐在するなら、ジムはぜひおすすめします。

なぜなら、スポーツジムには多くのアメリカ人がいて、交流の場であるからです。

英語力を鍛えるのに一番のオススメです。

アメリカのスポーツジムはこどもを預かってくれるので、私のような子持ちの親たちがたくさん通っていました。

そこで、私たち家族は多くの知り合いができて、生きた英語を学ぶことができましたので、これから駐在する方にはぜひオススメしたいです。

スポーツジムでは、人に話しかけなければ英語は不要ですが、ぜひ話しかけて友達を作ることにチャレンジしてみてください。

ジムはみんなオープンですし、定期的に会う人とは仲良くなりやすくなります。ここでローカルの友達ができたら、駐在ライフが楽しくなりますし、英語力も相当アップします。

注意点としては、日本人だけで固まらないようにしましょう。

アメリカ駐在中の仕事で必要な英語力

会議など正式な仕事

仕事では英語で話をしないと仕事が進みまません。

必然的に英語のレベルが必要になります。

英語だけで会議をするのは難しいのですが、仕事の内容について話し合うのは比較的難易度は低いです。

なぜなら、内容も決まっていますし、お互い理解できているので多少の英語力の不足は補うことができるからです。

しかし、私の場合ではオフィスに日本人が私だけだったので、正直ついていくのは難しかったです。

それでも数ヶ月すれば、いつも話している仕事についての会話には慣れることができました。

同僚とのプライベートの会話

アメリカ駐在で一番難しかった英語がこれです。同僚とのプライベートな会話です。

仕事の話でないと、まずは何の話をしているのか理解するところから始めなければいけません。

これからxxの話をするよ!とは言ってくれないのです。

当時の例で言うと、ランチにどの店が一番良いかという話を同僚でしていた時に、何の話をしているか全く理解できませんでした。

まず、店の名前を知らないですし、話している言葉が店の名前なのか、行ってきた感想なのか、これから行こうかと思っている話なのか検討もつきませんでした。

仕事中の会話はまだビジネス英語の内容なのでマシなのですが、ランチに行った時やディナーなどの英語は相当レベルが高いです。

2年間アメリカにいましたが、ランチなどのプライベートの会話は内容についていくのが精一杯でした。

 

アメリカ駐在生活で英語力を上達させるためのコツ

では、どうすれば英語力が上げられるのでしょうか。

私が駐在時に学んだコツについて解説します。

ローカルのアメリカ人に話しかけよう

英語力を伸ばす一番の方法は現地の人と会話をすることです。

なぜなら、英語力は話をした量と比例するからです。たくさん英語を話せば話せるようになりますし、使わなければ伸びません。

実際に私の妻の例で言うと、妻は度胸があるので、スポーツジムでローカルのアメリカ人と話をしていました。

最初は中学生が学ぶ単語もわからない状態でしたが、2年で日常会話をジムのサウナでローカルの友達を話をするまでに上達しました。

友達を作るのが一番の上達の道です。独身の人であれば恋人ができればベストですね。

挨拶と笑顔を完璧にできるように

英語力を伸ばすための一番の具体的アクションは、挨拶を練習することです。

なぜなら、どこにいってもアメリカ人は気軽に挨拶してきます。

How are you doing? What’s up? いろいろ表現がありますが、回答は I’m good, how are you? OKです。

I’m fineは使わないようにしましょう。日本の学校で習うので、日本人はみんな使うのですが、アメリカ人が使ったのは一度も聞いたことがありません。

なぜならFineには悪い意味もあるからです。もうどうしようもないからそれでいいよ、というニュアンスなのです。

英語で話が難しくても挨拶をしっかりするだけでアメリカ人からは好印象をもってもらえます。

日本人はこの挨拶が苦手なので、できるように練習しましょう。

そして、笑顔は世界共通です。

日本人で群れない

英語を伸ばすためには、日本人で群れるのをやめましょう。

なぜなら、日本人でずっと一緒にいるとローカルの人は話しかけにくいからです。

日本人が固まっているのを見ると怖くて話しかけられないのです。

アメリカ人はとても良い人が多いです。あなたが困っていたり、一人でいればなるべく話しかけようとしてくれます。

しかし、日本人数人で固まっているととても話しかけられません。

一人でいる時間を作りましょう。

そして、挨拶と笑顔を忘れなければいろんな人と交流することができるでしょう。

日本人の奥さんで旦那がアメリカ人とかオススメ

ローカルのアメリカ人と友達になるハードルが高ければ、現地の日本人と友達になるのもオススメです。

一つの例ですが、日本人の奥さんとアメリカ人の旦那さんの夫婦は良く見かけますので、オススメです。

なぜかというと、彼らは永住権を持っていて、住んで長いのでいろいろアメリカ人の友達がいます。

彼らと仲良くなることで、いろいろ教えてもらうことができますし、日本人と結婚しているアメリカ人は日本に良い印象を持っていて興味があるので話しやすいからです。

TOEICの勉強をしてもしょうがない

英語力を伸ばすためのTOEICの勉強はムダです。

アメリカに来たからには、現地の人と外に話す方が英語力が伸びるからです。

駐在員の方にはアメリカに来たからには英語を勉強しようということで、塾に通って家にこもってTOEICの勉強をする人もいます。

そんなことをしないで外に出て話しかけましょう。その方が英語力は伸びます。

TOEICは日本でもできますが、アメリカ生活は今しかできないのです。

家でも英語で過ごす

こどもがいるなら、家の中でも英語で話すようにしよう。

頭が疲れてしまうかもしれませんが、良い英語の練習になります。

なぜなら、こどもはあなたより早く英語を話しますし、発音も良いです。こどもは良い英語の先生になってくれます。

私の娘も数ヶ月で英語を流暢に話すようになり、子供達だけで遊ぶ時はみんな英語であそぶようになりました。

家族で英語を話すことでより英語になれることができました。

参考までに、こちらのページでアメリカ駐在のこどもの教育へのメリット・デメリットも解説しています。

事前準備には英会話スクールでの勉強がオススメ

アメリカ駐在に行く前に英会話に通って準備していくことを強くオススメします。

事前にどれくらい英語に慣れておくかは駐在ライフの初期をムダにしないために大切です。

こちらにオススメ英会話教室について紹介していますので、よろしければ参考にしてください。

以上、読んでいただきありがとうございました。