難しい経済用語なしでインフレをこどもに説明する意味
こんにちは、こどものマネー教育専門家のゆきひこです。ツイッターはこちら。
先日、こどもとインフレの話をしました。
話したと言っても、インフレという言葉は使ってません。言ってもわかりませんし、今はまだ言葉自体を覚えることに意味はないと思っています。
ではなぜこのような話をするのかというと、こどもに経済・お金の感覚を覚えさせたいのです。
具体的な話は記憶に残らないかもしれませんが、ものの値段は上がっていくんだという事を感覚として理解していれば、将来経済について自分で学んだ時にその感覚とつながるので、理解がしやすいと思うのです。
インフレって何?
どんな話をしたかというと、物の価格は上がってきているんだよ、という話です。こどもにもわかりやすいように、お菓子の値段に例えて話しました。
感覚的にもそうですが、私たちが小さい頃に比べてお菓子の価格は上がっていますよね。過去100円で買えたものと、今100円で買えるものは全然違いますよね。
「このお菓子もパパが小さい頃はもっと安かったんだよ」とか、「昔はもっとたくさん中身が入ってたのに、最近は全然入ってないんだよね」とかわかりやすい言葉で伝えます。
同じ量なら値段は高くなるし、値段が買わらないお菓子は量が昔より減っているという事も説明します。少しわかりにくいですが、なんとかわかってくれました。
こどもたちも、数が読めるようになってきたのでお店で値段をみてなんやかんや言うようになってきてます。
買っていいお菓子は100円まで、とすると、
パパ、いまどき100円じゃ全然買えないよ!
とか言ってきます。もっと値上げして欲しいという交渉ですね。
でも、よく見てみると安いものはいくつか買えるのです。うまい棒はいつの時代にも安くて助かります。
値上げ交渉としてはまだまだ甘く、今も100円までの制限の中で安いお菓子を何個か集めて買うようにさせています。
このように、難しい説明はしていませんが、経済の一部の動きだけでも感覚的に覚えてくれれば後に勉強した時に役立つと考えています。
難しいことをこどもでも理解できるように教え続けて行きたいと思います。