小学生に保険の重要性を教える授業
こんにちは、こどものマネー教育専門家のゆきひこです。ツイッターはこちら。
お金の授業用のテキストを作りました。みなさまの家で、親御さんとお子さんでお金の話をするきっかけになればと思って作りました。ぜひ、本ブログをご活用いただき、親子でお金の会話をして頂ければこれ以上に嬉しいことはありません。
お金の授業
今日のテーマは、「保険の仕組み」です。
保険はお金を学ぶ際には避けられないテーマになります。人が生きる上で何か予期しない何かの「まさか」が起きる事は必ずあります。その時に自分を守ってくれるものが保険になります。
結婚した時やこどもが生まれた時に保険の事を考える事が多いと思います。しかしこどもの頃に保険について勉強する機会はありません。私も大人になるまで保険とは何かしりませんでした。
こどもの頃にマネー教育として、保険というものがあるというのを知っておくだけでも大きくなるまでに保険について触れた時に興味を持ったり、知識をつける機会ができます。
小さい頃に保険について難しい知識を持っている必要はありません。お金の基礎力として、保険の概要について学んだ経験は今後の人生で大きな差になります。
レッスン概要
- 授業内容
- 保険の仕組み
- 本授業の目的
- 保険の役割を知る。
- 人生には予測できないことがあり、保険が助けてくれることを知る。
- 必須学習項目
- 保険は毎月払うもの。
- 何か大変な事が起きた時に保険はお金を払ってくれる大切なもの。
- 準備が必要なもの
- なし。
では、レッスンを始めてみましょう。
今日のテーマは、「保険の仕組み」です。
みんな、保険って何か知っているかな?
保険?保健室の保健とは違うよね?
それは違うホケンだね。何か大変な事が起きた時に自分達の生活を守ってくれるのが保険なんだ。
クイズ、保険について
保険っていうのは何か起きた時に助けてくれるものなんだ。例えば自動車保険を考えてみようか。
車に乗っている時に人を引いてしまったらどうなると思う?
人が死んじゃう〜!
そうだね。。人が死んでなくても、人に怪我をさせてしまったら、賠償金といってその人にお金を払わなければいけないんだ。引いてしまってごめんなさいのお金だね。
いくらくらい払わなきゃいけないの?
それが、どれくらい重症かによるけど、1億円を請求される場合もあるんだ!でも1億円払えないよね?
そんなお金ぜったい無いよ〜!!
そう、そんなお金無いから保険に入っていなければいけないんだ。保険に入っていればそのお金を保険会社が払ってくれるんだ。
すごいね!じゃあ保険はなんでも入っておいた方が良いね!
でも保険は毎月お金を払わないといけないんだよ。何も事故が起きなくても1万円とか毎月払うんだ。
じゃあ事故が無いとお金払ってばっかりでもったいないじゃーん。
そうだね。自動車保険だけじゃなくて、こどもが大きな病気になった場合の保険とか、パパが死んじゃった場合の保険とかいろいろあるんだよ。
保険使う時は大変な時ばっかりだね。。保険つかいたくな〜い。
そうなんだ。保険は万が一に備えるから、何も起きないで保険を使わないのが一番だね。でも何か起きた時じゃ遅いから何か起きる前に保険は入っておかないといけないんだ。
本日のまとめ
今日の授業で学んだことを一人ずつ話してもらいましょう。発表する練習にもなります。そして、最後にクイズで学んだことを最終確認しましょう。
保険って何だっけ?
何か大変なことがあった時お金を払ってくれるもの!
そうだね。どんな種類の保険があったかな?
自動車で人を引いた時の自動車保険とか、大きな病気になった時の保険とか!
保険はタダで入れるものかな?
毎月お金を払わないといけない!
はい、よくできました!
保険はこどもにとってはあまり知る機会の無いものです。親が教えないと大人になるまで知る事がないかもしれません。しかし、生活する上で欠かせないものですし、大人になったら必ず必要になります。
こどもの頃から保険の仕組みを知り、保険というものがあるということを知っておく事が将来の役に立ちます。
最後に
私は、こどもには必要以上の知識(投資など)を持つ必要は無く、お金の基礎力をつける事が大切と考えています。お金の基礎力というのは、どのような時にお金がもらえたり、お金の流れを感じたりする能力・知識です。大きくなるにつれて学ぶお金の内容は難しくなりますが、小さいうちに基礎力をつけることが将来のお金の教育に重要と考えています。
ぜひご家庭でこのような会話を親子でしてみてください。授業でなくても、ただ少し会話をするだけで構いません。少しでも良いので、しないのとするのとでは全く違います。親子の間でお金の会話を始めることが一番大切なことと思っています。
次の授業はこちらです。