お金の授業 – お金の種類を知る
こんにちは、こどものマネー教育専門家のゆきひこです。ツイッターはこちら。
今日からお金の授業のテキストを作っていきたいと思っています。みなさまの家で、親御さんとお子さんでお金の話をするきっかけになればと思って作りました。ぜひ、本ブログをご活用いただき、親子でお金の会話をして頂ければこれ以上に嬉しいことはありません。
お金の授業
今日のテーマは「お金の種類を知ること」です。実際に現金を見たことがある子が多いと思いますが、じっくり見たことはあまりないのではないでしょうか。
お金を知ることでお金を身近に感じ、もっと興味を持つようになります。やってみるとわかりますが、こどもはお金が大好きです。楽しみましょう!
レッスン概要
- 本日のテーマ
- お金の種類を知ろう
- 必須学習項目
- どの紙幣・硬貨が何円なのかを理解する。
- 会計で簡単な支払いができるようになる。
- 準備が必要なもの
- 紙幣(一万円札,五千円札,千円札)、硬貨(五百円玉、百円玉、五十円玉、十円玉、五円玉、一円玉)。
では、レッスンを始めてみましょう。
今日の授業は、「お金の種類を知ろう」です。
みんなどんな種類のお金があるか知っているかな。
知ってる知ってる!紙のお金とコインのお金があるんだよ!
そうだね。1万円、5千円、千円は紙のお金で紙幣と言うんだ。500円、100円、50円、10円、5円、1円はコインのようなお金で硬貨と言うんだよ。実際に見てみよう。
実際にお子さんとお金を全種類並べて一個づつ見てみましょう。表と裏に何が書いてあるかを話し合ってみましょう。
紙幣に関しては、財務省のページに詳細が記載されています。硬貨に関しては造幣局のページに詳細が記載されています。実際に調べながら話してみると面白いです。
1万円の表に書いてある人は福沢諭吉。学問のススメという有名な本を書いた人で、慶應義塾という大学を作った人でもあるんだ。裏は宇治平等院の鳳凰堂の鳳凰像、という日本で有名な場所が書かれているんだ。
ふーん。
ねー知ってる?お札に光に当てると真ん中に顔が出てくるんだよ!
よく知ってるね。コピーされないようにそうなっているんだ。お金を勝手に作ると逮捕されるから絶対にやってはいけないよ。
この100円は何から作られてるの?
銀とか銅から作られているんだ。
次にレジで買い物の練習をしてみましょう。鉛筆でも何でも良いので、10円とかの値段をつけてあげて、それを買い物をしてみましょう。親はレジ係をしてあげてください。買い物ごっごはみんな大好きです。
この鉛筆くださーい
60円です。
10円玉を数えて、、100円もあるけど、、
どれで払えばいいんだろう??
こどもの算数の習熟度に合わせて価格を設定してあげてください。
このおもちゃくださーい
834円です。
えっ、、
ってことは、500円玉と100円が3枚と、、何だっけ?
何回もやることで、お金を実際に払っている体験ができるので、とても楽しく学べると思います。何回も飽きるくらい付き合ってあげましょう。こどもは繰り返しが大好きです。
本日のまとめ
今日の授業で学んだことを一人ずつ話してもらいましょう。発表する練習にもなります。そして、最後にクイズで学んだことを最終確認しましょう。
このお金はいくら?あとこれは?
5000円札! あと、5円玉!
1250円払うには何円札と何円玉が必要?
千円札と、100円玉が二つ、50円玉!
本日の授業はお金を知る第一歩としてとても大事な授業です。お金が何かを知ることからお金に対しての良いイメージが作られていきます。
基本的な知識をつけることで次からのお金の授業が頭に入りやすくなります。いきなり難しいお金の話はついていけません。少しづつお金に慣れていき、楽しみながら学んで行くことが大切と私は考えています。
実際にやってみるとこどもはお金が大好きな事がわかります。とても興味を持って話を聞いていました。また、お金は親が使っているのを見た事がある場合は、そのお金を自分で持ってみたいという気持ちがあったようで、とても嬉しそうでした。
ぜひご家庭でこのような授業をしてみてください。もしくは、ただお金の会話をするだけでも構いません。それだけでもしないのとは全く違う大きな効果があると思います。親子の間でお金の会話を始めることが、こどものマネー教育で一番大切なことです。
次の授業は、お金の歴史を学ぶ、になります。