Yukihiko Blog Written by Yukihiko

こどもへの初めてのお金の授業の方法【金融教育(マネー教育)の教え方がわからない人向け】

教育

こどもへお金の教育をしてあげたいけど、何をすれば良いかわからない。
そんな悩みを持っていませんか?

この記事では、初めてこどもにお金の教育をする方法について解説しています。

  1. 初めてのお金に授業は何をすれば良いか?
  2. 事前に準備するもの・参考情報リンク
  3. 最初の授業で教えたい3つのこと
  4. まとめ

私はマネー教育専門家として、こどもの金融教育の普及活動をしています。
このブログでは数多くのこども向けのお金の授業を掲載しております。

初めてのお金の授業は何をすれば良いか?

お金の勉強として最初に行うことは、まずお金について知ることです。
実際にお金(現金)を見てみましょう。
リアルのお金を見ることで、こどもはお金の興味を持つようになります。

まずは、こどもの好奇心をくすぐりましょう!

準備するもの・参考リンク

教えるのに必要なものを記載しておきます。

事前に準備するもの

全種類の現金を用意しましょう(一万円、五千円、千円、五百円、百円、五十円、十円、五円、一円)。

実物が良いですが、おもちゃ銀行でも良いです。
年数や書いてある絵が本物に近い方が良いです。

参考リンク

こどもから質問が出たら、一緒に書きのページを見ながら説明してあげてください。

硬貨について知りたい時は、造幣局のホームページを参考にしてください。
紙幣について知りたい時は、財務省のホームページを参考にしましょう。

 

初めての金融教育で教えたい3つのこと

初めての授業では、3つのことを教えましょう。たくさん教えてもこどもの頭には残らないので、3つが良いです。

1.お金にはお札と硬貨がある

まずはお金の種類を教えましょう。順番に見ていって「これが千円札だよ」と教えていってあげましょう。

大体のこどもは実物をじっくり見た事が無いので興奮します!楽しく勉強することは良い効果があり、覚えたことがより脳に残ります。画像や動画よりも実物を触った方が五感で学ぶことができます。

実際に私のこどもにお金を見せて説明した時には、みんなお札と硬貨に興味津々で大騒ぎになって大変でした(笑

  • 会話例(授業のイメージ)
  • 親:どんな種類のお金があるか知っているかな?
  • こども:知らなーい。紙のお金とコインがあるのは知ってるよ。
  • 親:じゃあ実際に触ってみてみよう!

2.お金に書いてある人や場所は有名なもの

お金に書いてあることを説明してあげましょう。上記の参考リンクの造幣局財務省のページにわかりやすい紙幣と硬貨の説明が書いてあります。

こどもは好奇心の塊です。お金に何が書いてあるかを聞いてきますので答えてあげましょう。より好奇心が満たされます。

話をしてみると、「このコインは何年に作られたんだって、これ私たちが生まれる前だね!」などの意見が出たりします。お金に大して知識を持つスタートですね。

  • 会話例(授業のイメージ)
  • 親:お金には何が書いてあるかわかるかな?
  • こども:人の絵が書いてある!あと数字とかいろいろ!
  • 親:この人一万円の人は福澤諭吉という学問のすすめという有名な本を書いた人なんだよ。数字はそのお金が作られた年数が書いてあるんだ。

3.お金はコピーしてはいけない

お金のコピー防止のキラキラについて説明してあげましょう。

なぜなら、それを説明することでお金の偽物を作ることはいけないことだと学ぶことができます。法律で禁止されていると教えてあげるといいですね。

お金は盗んではいけない、偽札を作ってはいけないなどのお金の扱い方についての知識を持つ事も大切なことです。
うちの子もお金のコピーを作ってはいけないということを学びました。

  • 会話例(授業のイメージ)
  • 親:このお札に書いてあるキラキラは何かわかる?
  • こども:わかんない、なんか光ってる!
  • 親:お金がコピーできないようにそれが書いてあるんだよ。お金は偽物を作ったらいけない決まりなんだよ。

最後にこの3つの内容が理解できているか、再度確認しておきましょう。

自分の口から何を学んだかを言ってもらうのが効果的です。

まとめ

初めてのお金の教育は簡単で良いのですが、非常に重要です。一番大切なのはお金に悪いイメージを持たせないことです。今までの社会ではお金は汚いものと言う風潮が強かったのですが、悪いイメージを持って良いことはありません。

また、お金の教育は特別に「授業」の時間をとって行うものでなく、日々の親子の会話のついでに行ってもらうのが良いです。「勉強」と言ってしまうと構えてしまったりするので、遊びの一つとして続けていきましょう。

まずは、親子でお金を見ながら話をする。初めてのお金の教育はこれで十分です。
このブログでは、このようにお金の教育について記事を続けていきたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

金融教育の勉強法についても記事がありますので、参考にどうぞ。

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