これからの人生を生きるために身に付けたいお金の基礎力
こんにちは、こどものマネー教育専門家のゆきひこです。ツイッターはこちら。
お金の基礎力をつけるという事が私の活動の目的の一つです。
お金の勉強をする事を「金融教育」と呼びますが、その呼び方が想像される投資についての勉強ではなく、生活に必要なお金の知識をつける事が大切と思っています。
例えば、お金の使い方やおこづかいの管理の仕方。クレジットカードの仕組みやものの値段がどういう風についているのか。大人はどうやって働いてお金を稼いでいるのか。「投資」と言われる株式や不動産などの知識よりも大切なお金の知識がお金の教育には含まれています。
私はそれを「お金の基礎力」と呼んでいます。
お金の知識の学び方を誰も知らない
金融教育を語る時には常に言われますが、お金について学ぶ学校の授業はありません。生活や家庭科、郊外学習の一部としてお金に関わる事を学ぶ事はありますが、時間も限定されていますし、今の教育カリキュラムではお金の知識を学校で体系的に学ぶ事はないのです。
つまり、お金の知識(金融リテラシー)は家庭での学びに左右される事になります。ちゃんとお金について話をしている家の子は知識を持ち、そうでない子は何も学ぶ場がないのです。これは「お金」という人生において最重要テーマにも関わらず、危機的なシステムだと思います。
かく言う私も、お金について小さい頃に学んだ覚えがほとんどありません。大人になる中で自分で本を呼んで勉強した事、また今FPの試験で学んでいる中で初めて知った内容もたくさんあるのが実態です。我々の教育システムにお金の項目は無いに等しいのです。
私はこの状況に危機感を抱いています。
お金の知識の教え方も誰も知らない
さらに、親がその状況を改善したいと考えて子供にお金の教育をしてあげたいと思ったとしても、どのようにお金の勉強を教えれば良いかわかりません。
親が学んでいない事を教えるのは難しいのです。家庭によって教えてもらったり、自分で学んだりして、いわば全員が自己流の世界なのです。
それにも関わらず、人生ではお金に関する決断が重要になります。お金がないと好きな事もできませんし、お金のために嫌な仕事もしなければいけません。
こんな大事なことをなぜ学ぶシステムがないのでしょうか?これが私がお金の知識の教え方を作ろうと思ったきっかけでした。
お金の基礎力の大切さ
上で少し述べた通り、お金について学ぶ時、金銭教育とかマネー教育になると、「投資」「株式」とかの話になりがちです。
しかし、実際にお金について大切なのは、お金をどう使うか、自分のライフプランに対してどのように計画を立てていくか、などであって、いきなり投資の話をしてもお金について学ぶ事はできないと思うのです。
特に大人はお金について今までの観念がこびりついています。お金とは悪いもの、投資は怖いもの、などが代表的なお金に対するイメージです。
この状況を変えようとした時に、一番の方法は子供にお金の教育を行う事です。
幼児期にお金の基礎から始める事が大切
と考えています。
さらに、これはこどもに対するものだけでなく、お金の基礎を教える親が再び学ぶ事ができるという一石二鳥なことだと考えています。
小学校低学年くらいからお金の基礎力の勉強は可能です。お金の勉強については簡単な算数が必要になりますので、小1以上が良いと思います。
いきなり税金や投資の話をしてもこどもにはわかりません。むしろ今は学ぶ必要がないのです。その代わりにまずはお金に対する基礎力をつける事が大切です。
お金の基礎力をつけるため、私が活動を続けていきたいと考えています。