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外資系営業が外国人同行でお客様訪問する時に使う英語【通訳を上手く行うコツ】

アメリカ移住・駐在

外資系で本社の外国人などが来日する時にお客様訪問する時にどのような仕事をする必要があるのでしょうか?

この記事では、外国人を含む打ち合わせで行う通訳の仕事について解説します。

  • 外国人同行でのお客様打ち合わせについて
  • お客様の英語レベル別の打ち合わせ時の進め方
  • 通訳の仕事を上手く行うためのコツ
  • まとめ

この記事を書いている私は外資系営業歴10年でアメリカ駐在も経験している外資系会社員です。外国人の同行訪問は多数経験しておりその知識を共有したいと思いこの記事を書いています。

外国人同行でのお客様打ち合わせについて


外資系企業の日本法人で営業として働いていると、海外から同僚が日本に来日することが多くあります。そしてその際は一緒にお客様訪問することも多く、営業担当が通訳の仕事をこなさなければいけません。

例えば、本社のマーケティング担当がお客様に市場の要求について直接声を聞きたいと言ったような場合は日本のお客様に彼を連れて行って、ヒアリングの訪問を行うことになります。

お客様の英語レベル別の打ち合わせ時の進め方


外国人の同僚と一緒にお客様に訪問する時は、基本的に英語で会話をすることになります。しかしお客様の英語力によってその言語は変わってきます。パターンとしては以下の3つがあります。それぞれについて説明します。

  1. 英語ができるお客様
  2. 英語が聞けるけど話せないお客様
  3. 英語が全然わからないお客様

1.英語ができるお客様

英語ができるお客様を相手にする時は会議は全て英語になります。海外から来た外国人も安心して打ち合わせに入れる環境で理想的ですね。

外国人が英語でプレゼンを行い、お客様が英語で質問をしたり説明をしたりします。完璧に英語を話せるお客様は少ないですが、ペラペラでなくとも英語でコミュニケーションを取ろうとしてくれるお客様がいると本当に嬉しいです。

なぜなら外国人は日本に来て不安な環境ですが、打ち合わせが全て英語で行われる場合は全てその場で会話されていることが理解できるからです。あとで何かを追加で説明する必要はなく、一番ベストです。

2.英語が聞けるけど話せないお客様

最近はこのパターンが多いですね。みなさん英語を勉強しているのでリスニングはできます。おそらく話すこともある程度できると思うのですが、英語を話すということが恥ずかしいかたはあえて日本語で話してくる場合が多いです。

外国人が英語でプレゼンするのを聞いて理解はできるのですが、質問したい時などは日本語で私に聞いてくるというようなパターンです。その場合は、私がお客様から聞いた日本語での質問を英語に通訳して外国人に伝えることになります。

この場合、日本法人の英語力(通訳力)が試されます。日本人のお客様の前で英語に通訳して話すのは緊張するものです。人に見られている時に英語を話すのは嫌ですよね。それでも仕事なので、頑張って通訳して外国人に質問を伝えます。そして外国人がその回答をする時は直接お客様に話します。聞いたのを理解はできるのです。

3.英語が全然わからないお客様

最近はあまりいなくなりました。日本人の英語力は上がっていると思います。かなり前は外国人が来たら全て通訳しないと何にも英語が理解できないという人もいました。

その場合は、最初のプレゼンから通訳が必要です。つまり外国人の一言一言を通訳して行くので会話が全然進みません。簡単に言うと、外国人が英語でプレゼンした後に通訳が丸ごともう一度日本語でプレゼンするイメージです。

外国人からしてもお客様の英語を全く聞くこともなくリアクションも得られないととてもガッカリします。自分がわざわざ日本に来てプレゼンした意味がないような気がするからです。通訳としても全ての内容を訳さないといけないのはかなりハードです。

お客様の発言を英語に訳して、外国人の英語を日本語に訳して、とやっていると打ち合わせに営業として参加することは不可能で、ただの通訳のおじさんになります。

とはいえ、最近ではみんな英語を勉強しているのでこのような人は本当にいなくなりました。やはり、海外の部品などを採用する機会も増えているので外国人のやりとりはどんどん必要になっているのだと思います。

通訳の仕事を上手く行うためのコツ

難しい通訳の役割ですが、事前に準備を行うことで上手く行うことができます。そのコツは以下の3つです。

  1. 事前に十分に外国人とコミュニケーションをとること
  2. 打ち合わせの内容・進め方を合意しておくこと
  3. 打ち合わせに出てくるであろう話題に関する英語を事前に理解しておくこと

事前に十分に外国人とコミュニケーションをとること

初めて会った同僚といきなりお客様と打ち合わせに入ってしまうと大変です。外国人のこともよく知らないのに通訳はできません。よって事前に外国人の同僚とはよくコミュニケーションを取っておくことが一番です。

できれば事前にランチなどを取って話をしてからお客様訪問するのがベストですね。相手のことを良く知って、彼にも自分の事をしってもらって、信頼できる関係になってからお客様のところに行きましょう。同じ会社の同僚なので仲間です。良くコミュニケーションを取っていないと打ち合わせで相手の足を引っ張ったりしてしまうことがあります。

打ち合わせの内容・進め方を合意しておくこと

打ち合わせの目的や進め方を十分に外国人の同僚と話してから打ち合わせに臨みましょう。何を目的としているのか、ゴールを何にするのかを明確に共有していないと打ち合わせの中でお互いのやりたいことが別々になってしまってお客様にも迷惑をかけてしまうことがあります。

今日は何のプレゼンをして何を要求するのか、など大まかな進め方をはっきりと共有しておくだけで、打ち合わせはうまく進むようになります。

打ち合わせに出てくるであろう話題に関する英語を事前に理解しておくこと

これは一人でできることです。打ち合わせで話すことがわかっているのであれば事前に英単語などは調べておきましょう。知らない単語は通訳できません。

出てきそうと予想される言葉については事前に調べて打ち合わせの中で困らないようにしておくことが重要です。

まとめ


通訳の本業の人であれば簡単ですが、少し英語が話せるだけの外資系日本法人の営業にとっては打ち合わせの通訳は結構難しい仕事です。事前準備が命です。相手との信頼関係、目的の共有など、じっくり話をしてからお客様訪問に向かうことをオススメします。

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