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外資系のマネージャ(管理職)が優秀な人を良いポジションにつける理由【人材配置について】

外資系

外資系がどのように人材の配置を行うのか興味ありませんか?外資系では優秀は人を重要なポジションにつけます。その理由について詳しく解説します。

  1. 外資系のマネージャ(管理職)の人材の配置について
  2. 外資系のマネージャが優秀な人材を良い役割に配置する理由
  3. まとめ

この記事を書いている私は外資系歴10年のアメリカ駐在も経験しているサラリーマンです。外資系の考え方について精通しています。

外資系のマネージャ(管理職)の人材の配置について


外資系のマネージャの仕事として、誰をどの仕事につけるかは重要な仕事です。

営業のチームを想像しましょう。お客様の中でも大きなビジネスを持っていて最重要顧客と、小さい会社で比較的優先度の低いお客様がいます。

自分のチームに優秀な営業と普通の営業マンがいたとして、どちらに重要顧客を任せますか?

外資系では、間違いなく優秀な営業に最重要顧客を任せます。

その理由を見ていきましょう。

外資系のマネージャが優秀な人材を良い役割に配置する理由

優秀な営業の方がビジネス伸びる

会社の命題、そしてマネージャの命題としては、自分のビジネスを伸ばすことです。それ以外はありません。外資系は特にここの結果に注力します。

大きなビジネスの可能性のあるお客様ということはこれから伸びる余地も大きいという事です。そして、このお客様を伸ばすことが会社の社員をかけるという事ですから優秀な営業をつけます。なぜなら結果を出せる可能性が高いからです。

この重要顧客で結果が出せなかったら会社が伸びなくなるので、マネージャのクビがかかっています。

逆に小さい会社であればいくらミスをしても挽回できる機会がたくさんありますので、普通の営業マンでも構わないのです。

会社から期待されることによるモチベーションアップ

会社の命運を担うほどのお客様を担当しているのは花形です。優秀な営業マンは自分が花形のお客様を担当する事自体がモチベーションになります。

自分なら結果を出せるという事を期待されているのがわかるからです。もちろん、同時にプレッシャーでもありますが、やる気が出る方が大きいでしょう。

逆に優秀な人を小さい会社(重要度が低いという意味)に配置するのはモチベーションダウンになることもあるので、担当の配置には非常に気を使う必要があります。

売り上げアップによる収入アップのモチベーション

外資系の多くがインセンティブ制度を取り入れています。重要顧客を担当するということは、売り上げも大きく、その伸びも大きい可能性が高いです。

営業マンは自分の担当するお客様の状況でインセンティブが変わってきます。市場が落ち込んでいるお客様が担当になってしまうとインセンティブは下がっていきます。マネージャはそれも理解していますので、今後売り上げが落ちているようなお客様には優秀は人材を配置しません。

なぜなら優秀は人材には、インセンティブが少なくなりモチベーションが落ちてしまっては困るからです。つまり、良いお客様には優秀は人材を、売り上げが落ちているお客様には普通の人材を、という配置になるのが外資系では当然です。

マネージャとしては優秀な人のモチベーションをキープする事が大切なので、多くインセンティブをもらってほしいと思っています。

評価が上がり昇進させるため

上記同様にモチベーションを維持するために、将来の事も考える必要があります。優秀な人は上昇志向があるので、昇進できるような道に乗せてあげる必要があります。

部下が優秀であることは、優秀な人材を育てられるという評価にもあるので、上司にも良いことです。

大きなお客様で出した結果というのは目立つので昇進するきっかけになります。小さなお客様で同じ結果を出して数字的に目立たないので、大きな違いなのです。

優秀な人材に転職して欲しく無い

上記のように優秀な人材のモチベーションを非常に気にするのは、外資系では転職するのが非常に頻繁だからです。優秀な人ほど、ヘッドハンターから声がかかっているのが当たり前です。

つまり、いつでも転職できるような人ほど、自社に残って働いてほしいのです。そのためにはこの会社にいる方が条件が良い、働きがいがあると思ってもらうことが重要です。

まとめ

外資系では結果を出すのが一番の世界ですのでマネージャも優秀な人材に結果を出してもらう必要があります。

そして転職も頻繁な世界なのでモチベーションの維持が大切です。ぜひこのような内容を理解していただき、外資系への転職、または昇進を狙ってください。