アメリカ駐在の賃貸は問題だらけ。覚悟が必要【経験談を語る】
アメリカ駐在に興味のある方、もしくはその予定のある方は、現地でどんな家に住んだら良いのかか、または経験談を知りたいと思っていると思います。
私がアメリカで経験した家に関する経験を紹介したいと思います。
賃貸物件オーナーは経験者が良い
オーナーが賃貸未経験のインド人
オーナーはインドからアメリカに来てでビジネスを成功させたインド人でした。そのインド人が次にテキサスに拠点を移すということでこのミシガンの家は貸すことにするという話でした。
会社をやっている人のようでビジネスライクなインド人でした。最初にあった時はあまりよくわかりませんでしたが、結果的には良くないオーナーでした。
親しげに話してくる感じで悪くはないのですが、自分の家を貸すのは初めてで賃貸オーナーとしての経験がなかったので対応が難しかったことが多かったです。
家を借りる際には以前から不動産を課している経験のあるオーナーの家を選択することがサポート面では無難です。
家の中がインドのカレー臭い
これは困りました。なぜ最初に見学した時に気づかなかったのかが不明なのですが、その家は非常にカレー臭かったのです。なぜかというとオーナーがインド人だったからですね。彼らの住んでいた家に住むということだからです。
私の探した家の近くはインド人と日本人が多く住んでいるエリアでした。その地域は治安が良く、学区も優秀なインド人と日本人がメインでいるようなところだったのです。しかし、そこに住み始める頃の私たちはそこまでの情報を持っていませんでした。
探しても良い物件がなく焦っていた私たちの前にその物件は現れました。周りから見たらとても広い大きな一軒家でとても魅力的に見えました。そして予算ぎりぎりでしたが、ガレージも車が2台は入る広さで周辺も治安が良さそうでした。
いくつかの家が固まってサブと言われる小さな地域を形成しており、そこの入るのには一箇所の入り口しかないので、不審者が入ってくるのも目立つというようなところでとても安心できたのです。
そして私たちが家を見学する時に気づかなかったのですが、その家はインド人の匂いがひどかったのです、、、
消臭するのにコーヒーの粉が効果的
家の中は全体的にカレー臭く、特に冷蔵庫が我慢できなかったのです。最初にスーパーで消臭剤を買いに行きました。それで冷蔵庫に入れてみたのですが、全くきかず、、、
匂いが強すぎるのです!
次々に匂いを消すものを買ってきては試してみました。しかし匂いが消えることはありませんでした。約10年間インドの匂いとともに生きてきた冷蔵庫はもはや何も効かないのか、、と思っって最後に試したのが「コーヒーの粉」でした。これが効果覿面!匂いが消えたのです!!これは貴重な経験でした。
家がとにかく汚い
掃除をするのがあまり得意でなかったのかもしれません。ハウスクリーニングをケチったのかもしれません。家の中のあらゆる部品が古いのです。カーペットも古いですし、窓とか壁も、、特にカーペットに関してはアメリカでは靴を履いて生活する週間があるからか、とても汚れていました。日本のカーペットのイメージと違います。
窓の隙間から虫が入ってくる
また、窓に関しては小さい虫が入ってくることも多くありました。それを妻はとても嫌がり、防虫対策の業者にお願いしたくらいです。
インドの神様のシールだらけ
他にもインド人ならでは、インドの神様のシールがそこらじゅうに貼られていて、綺麗に剥がせないですし、気分が良くなかったです。家自体は綺麗なのですが、家の中がちょっと、、という感じでした。
家の細かい修繕はお友達が対応
オーダーがテキサスに言っているので家の現状をわかる人が現地にいません。これが大変でした。家のどこが故障したとか、アメリカではそんなことばかりなのです。
他の駐在員の話を聞くと、近くにオーナーが住んでいて何かあった時にはすぐ対応してくれると聞いていたので、それはとても羨ましかったです。うちはローカルの業者の人に直接頼む必要があり、そのやりとりもオーナーを通さないためにややこしかったです。
帰国前の最後の事件
物件をすぐに売りに出すと言い出し、知らない人を家に見学入れろと言う
そんな家でも自分たちで住んで掃除して、中に家具などを揃えていくとやはり自分たちの家として快適に過ごせるものです。これは、帰国することが決まって契約を解除すると事前に伝えた時の話です。
秋くらいに帰国が決まった私たちはオーナーにその連絡をしました。そうしたら、「ではその家はもう売りに出すから協力してくれ」みたいなことを言い出したのです。まだ住んでいるのに、他人が家を見学に来ると言い出したのです。
ミシガンでは冬は非常に寒いために冬に不動産を見る人はいなくなるので、家を売るなら冬になるまでに完了しておく必要があるのです。
秋までには絶対に売りたいオーナーはすぐに売りに出して家を見学してもらうと言い出しました。えっ、まだ住んでいるのに?よくわからない私たちはその勢いに押されて対応するしかありませんでした。
まだ住んでいるのに、壁を綺麗にしろと言いだす
そして、家が売れるように壁を塗り直して欲しいと言い出したのです。しかも我々に見積もりからやれっていうんです、ふざけてますよね。それをオーナーだけでなくオーナーの仲良しのインド人の不動産業者も同じように言ってくるから厄介です。家の賃貸のプロセスを知らない私たちはそれをやらなければいけないのだと思うしかなかったのです。
でもそのお金はどこから出すのかわからない私たちは会社に相談しました。そうしたら、「そんな要求は対応する必要がない」住んでいるのにそんな事をするのはありえない。というもっともな回答だったのです。実際いろんな人に意見を聞いたらそんなのはあり得ないということで、住んでいる人がそのような対応はする必要はなかったのです。
ということで、インド人は自分勝手だっただけで、賃貸して住んでいる人がそれに協力する義務は全くないということを学びました。その後は、会社のサポートをしてくれている業者に間に入ってもらい、最終的には帰国するまで問題なく住むことができました。
自分の利益のためには早く賃貸を出したいという気持ちから我々のことを煽ってきたのだと思いますが、やらなければいけない事と断ることができることを主張することの大切さを学んだ経験でした。
まとめ
アメリカの家探しは、日本企業などの歴史があって安定している不動産業者から賃貸すればその悩みは少ないのかもしれませんが、一から探す場合はいろんな問題が発生します。
それも含めて駐在の醍醐味でしょうか。上記では文句ばっかり見たいになってしまいましたが、住んでいる期間の家には大変満足でした。とても広く、アメリカならではの雰囲気を感じることができる家でとても感謝していますし、結果的にはあの家でよかったと思っています。
以上、読んでいただきありがとうございました。