アメリカ駐在の家探しの基本【経験者が語る】
初めての駐在だと、どのように家を探せば良いかわかりませんよね？この記事では私の経験をもとに基本的なことを解説していきます。
この記事を書いている私は外資系歴10年のアメリカ駐在2年の経験のある会社員です。
アメリカ駐在の家探しの基本
アメリカの家を探す際には、まず勤務地からの距離を考えて、どれくらいの予算かを考えます。これは日本と同じですよね。でも日本と違うこともたくさんあるのです。それを説明します。
家の種類を知る(一軒家、コンドミ)
日本人駐在員がアメリカに住む時にほとんどの人は一軒家かコンドミニアムのどちらかでしょう。一軒家は庭がついているような普通の家ですが、コンドミニアムというのは複数の家が繋がって一つの建物になっているものです。
コンドミは日本でいうマンションのようなイメージでしょうか。一つの建物に複数の家がくっついています。一軒家よりや狭いので価格は安くなります。日本人がたくさんいるエリアもありますので、そこで薦められた建物に住むのが良いと思います。
ただし、予算があるなら一軒家がオススメです。コンドミも日本人の感覚からすると特に狭くはありませんが、一軒家はとても広いです。ある程度の予算の一軒家にやると外に庭がついていて、こどもも遊べますし、バルコニーもあるのでバーベキューができたりします。
これぞアメリカンライフ！と思いました。駐在で限られた期間を最大限に楽しむために、私は一軒家にてアメリカならではの広さを楽しむことをオススメします。
注意点としては、庭の芝刈りのメンテナンスは自分で処理しなければいけない場合が多いということです。私は個人的に夏の間だめ2週間毎に$30-40にて芝刈りをしてもらっていました。芝刈り専門の会社があるので、探すのには困らないと思います。
自分で芝刈り機があればできるのですが、慣れていないととても大変だと思います。お金が問題なければ頼むことをオススメします。
学区が治安を知る上で最重要項目
アメリカでどこに住むのかを決めるのに最重要項目は、「学区」です。これはこどもがいないとしても意識した方が良いです。なぜなら、アメリカでは学区が良いところの家は高くなり治安が良いのです。学区が良いとは、その地域にある学校の評価が高いということです。
学区が良いと給料が高い人が住むので人気が上がっていきます。人気になると価格が上昇します。収入が多い人は比較的問題を起こすことが少ないので治安が良くなります。よって、学区が良いところを選べば治安が安全で問題ない可能性が高いのです。
逆に、学区が悪いところ(学校の評価・成績が悪い)には人が集まりにくく、家の価格が安くなります。そうなると収入が低い人が住み始めるので、治安が悪くなるのです。つまり、学区が悪いところは治安が悪い可能性が高いと言えます。
家を選ぶには学区の良さを見るのが最重要と言っている理由は、治安に直結してくるからです。日本のように甘くはありませんので、必ず安全な街に住みましょう。日本企業の駐在員にオススメされる地域はその辺を考慮されていると思うのですが、念のため自分でも学区の良さを確認しておいた方が良いでしょう。
学区はGreat schoolというサイトで簡単に調べられます。
家の住所は通りで説明する。
日本と違うのは、アメリカでは自分の家がどの辺かを説明するのに、XX通りとOO通り、という言い方をします。これはアメリカの住所が全て通りで示されていることからそのような表現になっているのでしょう。
私のいたミシガン州では特に、サイの目上に通りが通っているので、北から南にハガティー通り、西から東に14マイル通り、とあると、この両方がクロスしたところといえばだいたい住んでいる人は住所がイメージできるのです。
例えばこんな感じです。「どの辺に住んでるの？」「ラフィエット通りと10マイル通りの辺りよ」「そうなんだ、あの辺に美味しいレストランあるよね？」みたいな感じで会話が進みます。大体の場所がイメージできるわけですね。
車社会でガレージは必須
アメリカで生活するには車は2台に必要になるでしょう。なぜなら仕事用の車が必要になるからです。ニューヨークやシカゴなどの特別な都市を除いてほとんどの地域が車社会です。車無しでは会社への通勤はもちろん、近くのスーパーに買い物にさえいけません。近くと言っても歩いていける距離ではないからです。車2台が置けるガレージのある家がベストですが、外に駐車できるスペースがあればそれで構いません。
また、注意する必要があるのが、車2台置けるガレージですが、大きな車2台を入れるのは不可能なサイズがあります。小型車2台のガレージなのに大型車を買ってしまうとどうにも入らなくなって買い換える羽目になります。
ちなみに、アメリカでは車の買い替えが日本よりやりやすいです。中古車の価格が日本より高いので一回買った中古車を1-2年乗ってからまた売ったとしても、20%くらいしか下がらない場合も多いです。
例えば150万円で買って2年乗ってから売る時に120万円で売れたりするのです。そうすると2年で30万円で車を利用できたことになります。そう考えるとお得ですよね。日本の中古車は新車から使ったらすぐ価格が下がるので、一回使うと半分くらいの価格になったりするので、中古車を売ってもほとんど値段がつかないような価格になることが多いです。古い車は値段がつかないんですよね。そういう意味でもアメリカの車はコスパが良いように思います。
まとめ
アメリカに住んだからには大きな家に憧れますよね。庭があってバーベキューができるバルコニーがあるような。予算によりますが、結構そのような家はたくさんあります。
でもアメリカンライフを楽しむのに一番重要なのは治安の良さを確認することです。安全を確保しないと生活や仕事に支障がでます。学区の確認とともに、現地の人にアドバイスを求めるのが一番でしょう。
アメリカに住むための英会話スクールを探している人はこちらもどうぞ。
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