Yukihiko Blog Written by Yukihiko

お金の教育の有無から見えるマネー教育(金融教育)のメリット

教育

金融教育はなぜ必要なのでしょうか。お金の教育が必要だという事は直感的には理解できていても具体的に何のために必要かはわからないという方も多いと思います。

この記事では、金融教育のメリットをわかりやすく理解するために、お金の教育を受けた人とそうでない人を比較します。

結論を先に言うと、マネー(金融)教育のメリットの2つは以下です。

  1. お金の知識があるために長期的に自分の人生設計を考える事ができる
  2. お金で騙されたり損をしたりする事がなくなる

お金の教育を受けた人とそうでない人でどのように考え方や生き方が変わってくるのかを比較する事で、これらのマネー教育のメリットが見えてきます。

マネー教育をしていない人の考え方

こんにちは、こどものマネー教育専門家のゆきひこです。ツイッターはこちら

まずは、マネー教育をしていない人の考え方です。残念ながら現状はこの考え方の人が多いです。まずは自分の知識が足りていない事を認識するのが第一歩です。

自分が当てはまるかどうかを確認しながら見てみてください。

 

  1. こどもにお金について教えて欲しいと言われても、何を教えて良いかわからない。
  2. 小さいころに親からお金の話をされた記憶がなく、お金に関する知識がない。
  3. 金を騙されそうになったことがある(ギリギリでクーリングオフした)。
  4. こどもにお金の教育をしたら何でもお金の話をするガツガツした人間になりそうでこわい。
  5. ローンの金利について知識がなく、自動車ローンで高い金利を払ってしまった。
  6. 役所の補助など、お金がもらえる仕組みがあっても知識がないので申請しに行こうと思わない。
  7. 銀行は預金の手数料で儲けていると思っている。
  8. 保険は入っているが、実は細かい内容はわかってない。
  9. 株は買った事があるが、一時的に儲けた事があってもトータルでは儲かっていない。
  10. 老後はとにかく不安だが、何をしたらこの不安が消えるのかわからない。

いかがでしたでしょうか?

多くの項目が当てはまるのではないでしょうか。

 

マネー教育を受けてお金の知識を持つ人の考え方

次は、お金の教育をした人の考え方になります。

あまり全部に当てはまる人はいないかもしれませんが、これに当てはまる人が増えてくればお金と幸せに生きていくことができるようになります。

当てはまるものはありますでしょうか?

 

  1. こどもにお金の基礎的な事については教える事ができる。
  2. お金の知識があると、人生でお金以外に大切なものがあると思える。
  3. お金の話は汚いものではなく、家族で話す事が大切と思う。
  4. 詐欺に対しても正しい対応の仕方を知っているが、常に気をつけている。
  5. ローンの金利について意識しているので、なるべく安いローンを選ぶ。もしくは借金はできるだけしないようにしている。
  6. 国の補助などの仕組みは意識しているので、必要な補助はもらうようにしている。
  7. 銀行がどのように利益を出しているか理解している。手数料もなるべくかからないようにネットを工夫している。
  8. 保険についても説明を聞いて正しく理解して必要な分だけ入っている。
  9. 株は長期的に考えているので、短期で買ったり売ったりする事はしていない。
  10. 老後に必要なお金は計画的に貯金を続けているので、今のまま貯金を続ければ問題ないと考えているので年金が減ったとしても不安はない。

いかがでしょうか?当てはまるものがなくても問題ありません。

お金の勉強をしてこのような考え方になればお金の不安が減るという事が理解できれば素晴らしい第一歩です。

 

マネー教育でお金の知識をつけよう

 

マネー教育がない人と知識のある人の例を比較してみると、お金と人生の関わりが全然異なる事がわかります。またその中でも大きな違いに着目する事でマネー教育のメリットが見えてきます。

以下にマネー教育の大きなメリット2つを示します。

  • お金の知識があるために長期的に自分の人生設計を考える事ができる

これは生きる上でお金の不安を小さくできるというメリットがあります。お金の知識が無いと、人生の先を見通すライフプランを立てることができないので、常に将来に不安を抱えて生きる事になります。しかし、知識があれば事前に準備する事ができるので、将来の不安を低減することができます。

  • お金で騙されたり損をしたりする事がなくなる

騙されるのは知識が無い情報弱者である事が多いため、マネー教育を受けていればお金のトラブルを避ける事ができるようになります。誰でも信じてしまうのは、お金のリスクに対する知識が不足しているからです。知っていれば避けられる詐欺はたくさんあります。

 

最後に、実は最初のマネー教育をしていない人の例に出てきているのは、数年前の私です。私も自分で勉強するまでは全然お金の知識がありませんでした。知識が無いために損をしたことも何度もあります。

そのため、知識がない人の気持ちはよくわかりますし、どこで学べば良いかもわからない気持ちはよくわかります。それを教えてくれる環境はないのです。

私はマネー教育を普及させる事で、私のような知識のない人が少しでも減るようにこどもへのお金の授業などの発信をしていきたいです。

読んでいただきありがとうございました。

お金の教育をする勉強法について以下の記事もありますので、参考にしてみてください。

マネー教育専門家がオススメする金融教育勉強法5選【こども向け】