Yukihiko Blog Written by Yukihiko

外資系の仕事で自己肯定感の低下を解決する3つの方法

外資系

こんにちは、ゆきひこです。

中島 輝さんの「自己肯定感の教科書」を読んだので私が非常に有効だと思ったものを紹介します。

自己肯定感とは

自己肯定感という言葉は聞いたことがありますか?この本は自己肯定感とは何かをクリアに説明してくれています。

私の解釈では、自己肯定感は、「自分を認めることで、それがあると人生に自信が出て何事もうまくいく感覚」だと思いました。

何か理由はわからないけど調子が悪いって時、必ずありますよね。仕事でうまくいかない時とか、家庭や恋人とのコミュニケーションだったり。その時って「自分は何も出来ない」、とか「何をやっても上司には認めてもらえない、自分はダメなんだ」「あの人は自分のことを嫌いなんだ」とか否定的になると思います。

これは全て自己肯定感が下がっている状態なんですね。この時は何もやる気になりませんよね。もう友達とやりとりするのも嫌だし、会社行くのも憂鬱。良い状態ではありません。

逆に、自分なら何でもできる気がする時ってありませんか?恋人と付き合うことになった時とか、仕事でプレゼンが上手く行った時とか、自信が溢れている時ありますよね。

それは自己肯定感が上がっているのです。この時は積極的に何にもチャレンジできるので人生が良い方向に進んでいくのです。

私はこれは自然に変化する感情だと思っていました。嫌なことがあったら落ち込んで、良いことがあったらテンションが上がる。それが普通ですよね。

でも自己肯定感を自分の習慣で高めることができるとしたら、良い人生になると思いませんか?私はこの本を読んでそう思いました。嫌なことがあった時に少しでも自分の気持ちが落ち込まない方法があれば、人生でつらいことが減っていくのかなと。そんな気持ちで読みました。

そこで、私が実際に使っていこうと思った3つの方法をシェアしたいと思います。

1.If thenの法則

これは非常に役立つと思ったものです。外資系で働いていると、自社の方針と客先の希望が合わず間に挟まれて苦しい思いをすることが多いのです。そういう時は自分で仕事がコントロールできない感じがして、自分は何でこんなに仕事が出来ないんだ、と落ち込むことがあります。

同時に、もっと悪いことが起こったらどうしよう、とかまたお客さんに怒られたらどうしよう、とか恐怖や不安が非常に高くなるのです。自信が無くなります。

そう言った時にこの方法は使えると思います。

if もし~が起こったら、Then xxをする

もし最悪の事態が起こったらどうするかあらかじめ決めておく、ということです。

恐怖や不安は何が来るかわからないので怖いのです。また、人間は命令を決めておくとその通りに動けるものと言われています。よって、仕事で嫌なことが起きそうな時は、もしxxが起きたらこうしよう、と前もって決めておけばその通り行動できるのです。恐怖や不安を乗り越えて行動できるのです。

If then の法則は、心理学・脳科学で結果が立証されている行動力のテクニックとのことです。

この法則は自己肯定感が下がっていて、自分は何をやってもダメだ、と思っている時ほど有効なテクニックと思います。

また、最悪の事態がきてもこうすれば良いと決めておくことで、心は安心します。

先が見えていて想定されていることであれば、人は克服できるものなのです。行動できるのです。

私が仕事で困った時には、常にワーストケースでどうなるかを考えるように心がけています。

一番この問題が大きくなった時にどうなるか、新規取引がなくなるだけなのか、全取引停止まで行くのか。または、自分が怒られて反省文を書けば済むのか。

ワーストケースでそれくらいと想定することができれば安心してアクションを考えられるのです。だって、何が起きたってそれを超えることはないと思えるのですから(それがワーストケースですよね)。

2.リフレーミング

自分の話す言葉はその人を表すといいますよね。人は自分の発する言葉の影響を自分で受けます。

話していることが前向きなら前向きになってきますし、後ろ向きなことばかりいっているとそういう人にだんだん変わっていってしまいます。

リフレーミングとは、発する言葉を否定語から肯定語に変更することです。

否定語は自己肯定感を低くし、肯定語は自己肯定感を高めます。

特に新しい内容ではないかもしれませんが、自己肯定感をあげるのに有効ということを読んで改めてこの効果について納得しました。

ここでは潜在意識を用いて説明しています。

潜在意識は思ったことをそのまま受け取ってそれを実現しようとするそうです。

つまり、「もう疲れた」「もう私は何をやってもダメだ」とかいっているとそれが潜在意識に伝わった時に自分自信の悪い感情に繋がって、自己肯定感が下がっていくのです。

逆に、「きっとうまくいく」「楽しくなってきた」などと肯定語に変更することで、自己肯定感が上がりもっと良い行動に移れるようになっていくのです。その方が良い結果も出てくるでしょう。

アメリカ人上司のリフレーミング

私がアメリカにいた時に、私が大きな困難にぶち当たりました。もうどうしようもなく先が見えないのです。その時に彼はこう言いました。

「このやばい状況を楽しんで!Enjoy!」

こんなやばい状況で何をいっているんだ!と当時は思ったのですが、それを言うことで何とかなる気がしていることに気づきました。その上司も解決策を持っていて余裕を持っているわけではありません。彼もどうしたら良いかはわからないのです。その上で「その困難な状況を楽しもう」というのです。正直、「アメリカ人は頭おかしいな」と思いました。

でも、それを繰り返し言われているうちに、自分が困難になった時に、この状況を楽しもう!って自分で言っていることに気づきました。そして、後ろ向きで困っている時よりも積極的に仕事が解決に向かったのです。

リフレーミングはオススメテクニックです。

3.仕事のデスクの上に自分の好きなものを置く

仕事の上はできるだけ整理整頓されている方が効率よく働けるので、何もものがない方が良いと考えていました。しかし、仕事のスペースに自分の大好きなもの、心地よいものがあると自己肯定感が上がるということで、少し好きなものを置くことにしました。

人間はものに感情を持ちます。何か否定的な感情のもの(嫌いなもの)があると、何か気分が落ちて自己肯定感は下がってしまいます。家族の写真や何かクスッと笑ってしまうようなものが良い感情を生むので良いとのことです。

私の場合は子どもの父の日のプレゼント(こどもの写真入り)と、犬のぬいぐるみを置きました。

こどもの写真やプレゼントは私にとって、もっと頑張ろうと思えるアイテムで、良い感情をもたらしてくれるものです。常にデスクには置いています。

犬が好きなので私は犬のぬいぐるみを持ってきましたが、オフィスには置けませんね。私はホームオフィスなので問題ありませんが。人それぞれ違うと思うのでものは何でも良いと思います。

ここでは良い感情を持てるものを会社員が長い時間を過ごすオフィスにはあった方が、自己肯定感が高くなる助けになるということです。

思えば、アメリカのオフィスでは必ず家族写真・恋人の写真が飾ってありました。日本では写真を飾る人はそこまで多くはないと思うのですが。

アメリカ人は家族を大事にするためだと思っていたのですが、自己肯定感を高めるのにも役に立っていたのかもしれません。

著者は手触りや良い匂いのするものが良いとも言っています。

確かにぬいぐるみを少しさわってみると落ち着く気はします。

以上、外資系でもそうでなくとも仕事で大変なことは多いと思います。でも自分の心をコントロールして結果を出すことは非常に大切と思います。

 

外資系企業をなぜ辞めたいと思うのかなど、ネガティブな内容も記事にしていますので、参考にどうぞ。

外資系企業の営業職が厳しくて辞めたい・転職で失敗したと後悔する理由5選【わかりやすく解説します】