帰国子女はなぜ英語をすぐに忘れてしまうのか?
こんにちは、ゆきひこです。
私の娘の経験から帰国子女の日本帰国後の英語について書きたいと思います。
帰国子女の英語力と日本語力
私の長女は日本に帰国してから必死で日本語のひらがな・カタカナを勉強しました。それは大変な吸収力でした。約一ヶ月でひらがな・カタカナをマスター、日本の1年生に追いついたのです。
周りの環境を考えていると日本語を話せないとやっていけない、と自分で危機感を感じたのでここまで集中して勉強できたのでしょう。
逆に英語は封印しました。使う機会がないというよりは、一切英語は話さないようにしていました。
日本で流暢な英語を話す事は、発音が良すぎてバカにされるだけと理解したのだと思います。
親が昔の上手だった英語を聞きたくて「英語を話してほしい」と頼んでももう話してくれません(泣)。
ハロウィンの「トリックオアトリート」も日本語バージョンです。あんなに発音よかったのに、、。帰国子女あるあるかもしれません。
日本語に追いつけることができるが親は不安な中、必死で追いつくように日本語を学んだあとは英語は話さない。必要ないものは使わないのですね。
子どもは環境に適応する生き物です。英語が必要であればすぐに学びますし、日本語が必要ならそれを学びます。学習能力が高いのですぐに新しい事を覚えますが、逆に昔覚えたこともすぐに忘れます。結局両方を同時に学ぶのは難しいのです。
ただ一つ、英語の曲を聞いて歌っている時は英語で歌ってくれます。その発音は良いので、それを聞くのが楽しみです。発音の良さは英語の歌などを歌い続けていれば一生ものになるかもしれませんね。
ダンスや歌、人前で英語を話すように積極的になってほしいので、今のダンス教室ではそれを期待しています。
親も子どももあまりお互いにプレッシャーをかけないで、英語は楽しめる程度に触れていき、本人が学びたいと思ったらその時に助けてあげれば良いのでは、とそういう風に個人的には考えています。
読んでいただき、ありがとうございました。
ゆきひこ