レジでお会計してみようゲームは、計算力向上とお金の理解力アップにオススメ
こんにちは、こどものマネー教育専門家のゆきひこです。
今日はこども達のお金のレッスン(かねべん)の中で、レジでお会計してみようゲームをしました。
お金の計算が学べる「お会計ゲーム」
このゲームは単純で、要は「お買い物ごっこ」です。1人がレジで会計をして、1人が買い物にくる客の役をやります。
例えば、あるお客さんが鉛筆を買いにきます。1本80円とします。それをお客さんは100円しか持っていないとすると、レジで100円玉を支払う事になります。そして、レジの人はお釣りを20円渡すことになります。
大人には非常にシンプルなこのやりとりですが、子供には様々な判断が必要になります。
まず、お金の扱いになれていない子の場合は、80円のものを買う時に小銭で80円を出す事はできるのですが、それより大きいお金をどうやって出せば良いかわかりません。100引く80の計算をギリギリの計算力だと、100円を出せば80円のものが買えるという事から学ぶ必要があります。
今日の学び
うちの子が買い物ゲームにてまず最初に学んだことは、
買うものより、大きいお金を出せばそれを買える!
という事です。そして、同時にレジ役の人は、おつりを出すためには難しい計算をする必要がある事を知ります。特に、細かいお金を持っていないお客さんの場合。。
この消しゴムは、43円で〜す
1000円札しか持ってないんですけど〜
えっ、小銭ないんですか??ちょっと、、計算が難しい。。少し時間ください。筆算していい?
という事で、お釣りの計算をするのにかなりの時間を使う事になっていました。ある程度算数がわかる子でも千円や一万円札で端数の金額の買い物をした時のおつりを暗算で行う事は簡単ではありません。
こどもは大人のマネをするのが大好き
それにしても、こども達は買い物ゲームが大好きです。ずっと楽しそうにやっていました。
基本的なゲームのやり方を覚えると自分達で買い物を始めて、お客さんとレジ役をやって遊んでいました。おままごとの延長みたいなもので、こどもは大人の真似をして遊ぶのが大好きですね。
だから、私がお金の授業をする時は、そのこどもの楽しむ気持ちを大切にしていきたいと考えています
。楽しんでアクティビティを通して学んだ事は、ただ話を聞きながら学んだ事よりも深く学習する事ができるので、忘れにくく身に付くと考えています。
また、支払いの仕方で難しいのが、例えば411円のものを買う時に、1000円だけでなく、1011円を出すというような方法です。計算ができないとできない支払いの仕方です。
これをすると買い物客役の人が頭を使う事になるのですが、レジの人はおつりの計算が簡単になります。普段の生活に役立つ計算になるのですが、最近だと電子マネーやクレジットカードになるので工夫して現金を出す機会がありませんね。
買い物で必要になるお金の理解と計算力
そんな近年の電子マネーに移り変わっていっている状況にも関わらず、実際に現金で支払いを能力をつけておくという事は、必要なことだと思います。
それにはお金に関する基本的な知識・能力が必要になるためです。
以下に3つあります。
1.日本の紙幣と硬貨について知っている事。
どれが50円玉で、500円玉で1円玉かどうか知らないと自分がいくら持っているかどうかさえわかりません。
2.値段に対していくらを出せば購入できるかをわかる事。
自分が欲しいものの値段がいくらかどうかを理解して、それを買うためにいくら出したら良いかを考えてお金を出さないと買えません。
3.お釣りを計算する計算力。
レジの人はもらったお金に対しておつりをいくら払えば良いのか計算する必要になります。
上述の通り、最近では現金を使う事が減ってきており、こどもに支払いの練習をさせたいと思っても現金よりカードや電子マネーで済ませてしまうので、その場を与えられないと思います。
つまり、家で支払いごっごで練習する事は、お金に慣れるという事と、お金の計算に必要な計算力がつくので大変オススメです。何より、こどもはレジで支払いごっごが大好きなので、楽しませてください。