グリーンカード当選からアメリカ移住までの全て【経験者は語る】
こんにちは、ゆきひこです。この記事では、私がグリーンカードの抽選に申し込んでからアメリカ移住をするまでの全てを記載しています。
グリーンカードに当選した人の情報ってあまり探しても無いですよね。私は全てをこの記事に書いていますので、参考になると思います。現在もアメリカ移住は進行中なので、随時経過を更新していくので、ぜひお楽しみ。
グリーンカードのDVプログラムって何?
グリーンカードのDVプログラム(diversity Visa)はアメリカの多様性確保のためのプログラムで、誰でも抽選で当たればアメリカの永住権であるグリーンカードがもらえるものです。
アメリカに移住する方法はいくつかある中で一番現実的だったので、外れることを覚悟して応募することになりました。
グリーンカード抽選に申し込み
2019年10月から11月の間が申し込み期間でした。そこで申し込みをしたのですが、実際には応募する数ヶ月前には応募期間の情報が出ているので、私たち夫婦はグリーンカード抽選全般のサポートをしてくれるグリーンカードジェーピーに申し込んでいました。
グリーンカードジェーピーは申し込みの際の資料の準備や申し込み方法についての情報を正しくくれるので、困ることはありませんでした。もちろんこのサポートは有料ですが、結果的には払ってよかったと思えるサポートをしてくれました。
しばらくは待ち
抽選に申し込んでからは当選が発表される2020年5月までは何もすることはありません。普通に生活を送るだけです。私たちもしばらくは申し込んだことも忘れて生活していました。
しかし、2020/4月あたりになってくるとソワソワしてきます。当選確率などの情報を見ても1%以下ということでやっぱり当たらないだろうなぁ、とか当たったらどうしよう!?とか夢を膨らませられる、楽しい期間でした。
2020年6月6日アメリカ時間に結果発表
この日のことは鮮明に覚えています。
6/6に発表とはいえ、それはアメリカ時間。日本の深夜です。私も妻も起きているわけにはいかないのでドキドキしながらも普通に寝ました。
その次の6月7日の朝です。普通通り起きた私はとなりで寝ている妻を横目にトイレに入り、スマホで結果を確認しました。結果の確認には専用のページに行って自分の番号を入力して確認するのです。私のページに当選者の画面が出てくるのか、、ドキドキしながら見ると、、
当選者の画面が!!びっくりです!すぐに妻を起こして大声で叫んでいました。
妻の番号を後で見てみると、妻は外れていました。つまり私だけ当選していたのです。一人が当選すれば家族全員行けるので問題ありません。これでアメリカ移住できる、、と喜んだ時が一番幸せだったかもしれません。
トランプ大統領が移民ビザ発給を凍結!
ところがその後すぐの6月中のことでした。トランプ大統領がアメリカ国民の雇用を守るためということで移民ビザの新規発給を凍結したのです。
私たちの前年のDV2020の人の面接が止まったりしていて、来年はどうなるのか不安が募る毎日でした。DV2020の人の面接は9月に再開しましたが、まだ大統領令の影響でアメリカに入国ができない状況でした。
つまり面接でグリーンカードを取得できる状態まで行ってもアメリカに入国できないので、グリーンカードがもらえない状態なのです。これが数ヶ月も続きました。DV2020の方はもらえると思っていた状態で数ヶ月待つことになり、大変なこころの負担だったと思います。
2021年1月バイデン新大統領で流れが変わる
トランプ大統領の凍結が続き、本当は10月から始まるはずの私たちのDV2021の面接も始まりませんでした。その状態が2021年の年明けになるまで続き、もうグリーンカードは無理か、と一時本当に諦めました。
しかし、大変な接戦であったアメリカ大統領選で移民擁護派のバイデンが大統領になってから一気に流れが変わりました。
3月には凍結されていたビザ関係の作業が正常化され、面接が始まったのです。
ケースナンバーがついにCurrentに
当選した人にはオリジナルの番号が与えられます。それがケースナンバーと言って、それが早い人から先に面接に進めるのです。
私は1万番台だったので、やや後ろの方でした。その番号が出てきたのが4月の中旬でした。Currentという状態になり、どの番号の人も資料提出や面接の設定に関わるプロセスを進められることになったのです。
ついにアメリカに行けるんだ!!そう改めて思ったのです。
こどもにアメリカ行きを通知
今までは妻と二人で活動してきたグリーンカード抽選も、アメリカ行きが具体的に見えてきたことから、こどもたちに教えることにしました。
「これからみんなの人生を変えるような発表をします!アメリカに引っ越します!!」「え〜!!」
ということで驚いていました。それから出てきたのは不安です。「英語わかんないよ」「今の友達と別れるのやだな〜」
しかし、子供の切り替えにびっくりしたのはその次です。
「犬飼える? やった〜」「アメリカは広い家で楽しそう」「新しい友達できるかな」
と、意外にもすぐにアメリカを楽しみと言ってくれたのです。親としてはこどもに嫌がるのを無理やり連れていくのはしたくなかったので安心した瞬間でした。
今までも、いつかアメリカに住みたいなと夫婦で話をしていたので、その覚悟はこどもなりにしていたのかもしれません。また、以前住んでいた経験と旅行で一回アメリカに行ったことで、全然知らない場所にいくのではないと思ってくれたのでしょうか。いずれにしても、常にこどもには親の希望や夢を伝えておいたほうが良いですね。いざという時についてきてくれます。
その後は、アプリでアメリカの家を見て、良いイメージを持ってもらえるようにしました。当然安全は気にするところですが、まずはアメリカにいくことが嫌なことではないことを教えることが一番と思いました。
続く。