外資系企業でアメリカに海外赴任、英語できなくて挫折[英語力不足で聞き取れない]
海外赴任にも働き方がいろいろありますが、外資系アメリカ企業の日本支社に入社しながらも、本拠地のアメリカに赴任する事は珍しいと思います。
この記事では、外資系の本社のあるアメリカに赴任した私がそこで求められた英語力について解説します。
外資系本社(アメリカ)への海外赴任
外資系の本社のあるアメリカで働くには相当な英語力と気持ちが必要です。それは行く前からわかっているつもりでした。
私も海外赴任する前から、本社の外人とやり取りは多少の経験があったので行く前はある程度自信を持っていました。
しかし、その自信は完全に打ち破られたのです。しかも簡単に。
現地に到着した当日
現地に飛び、向こうの営業チームに配属され、自己紹介などの一通りが終わったあとに、業務に参加する事になりました。それまでは日本人という事で気を使っていてくれたのか、なんとかやっていけそうだな、と思ったのです。
しかし、営業チームのチームミーティングに参加してみると…
何を言っているかが全くわからない！！
当然メンバーは私以外はネイティブです。それぞれが本気で英語を話しています(不思議な表現ですが、手を抜いてない英語という意味です)。彼らが日本にいる時に話していた英語がいかに相手に合わせて手を抜いてもらっていたかが良く分かりました。
日本にいてネイティブの講師のレッスンなどありますが、現地の英語とは全くレベルが違いました。
彼らが日本にいる時に話している英語は本気ではありません。
日本にいる外人は、ある程度日本語に興味があります。かつ日本人の英語力をわかっているのです。だから、分からない人向けに説明する技術を持っているのです。
彼らは日本人に分かりやすい英語が話せるのです。我々の拙い日本人のカタコト英語も理解してくれます。
ローカルの人の英語は違います。別物。
アメリカ人の外国人に対する英語への見方
現地の人は英語が話せない人がいる事が感覚的に分からないのです。アメリカ人の場合は特にです。英語を話せるのが当然だと考えています。
特にローカル同士の英語は凄まじく早く省略された発音をします。
ビジネスの難しい単語なども普通に使いますし(当たり前ですが)、日本語でも、会議室で話している日本語と、普通の家の中の会話が違うのと同じです。
私は、まず半年くらいかけて、言っている事の半分くらいを理解しようとしました。時間はかかりますがまずは慣れる事が重要だと思いました。
ですが、正直、非常につらかったです。
英語ができない、挫折
英語がわからない、話に入れない。
そうすると仲間に入れていない気がするんです。いつまでもよそ者のような疎外感。
自分のせいもあるのですが、内容を聞き直して確認する勇気もあまりなくて、そのせいで理解していると思われて。
会議でも、質問をしないと存在が認められないという事は頭では理解していたのですが、実際に入って見ると勇気がなかなかでませんでした。
英語は自然には話せるようにならない
「アメリカに赴任してくれば英語は自然と話せるようになる」って聞いたあるかもしれませんが、ウソです。
みんなかなりの努力をしています。何もしなければ話せないまま赴任期間は完了します。
あなたが海外赴任を目指しているなら、日本での英語レッスンとはまた違う世界があるという事を認識しておきましょう。
ですが、努力次第で英語は確実に上達する環境です。自分から発言したり、質問したり、積極的にアクションをとる事が大切です。私はそれは難しかったのですが、あなたがそのようにできれば良い海外赴任生活を送れると思います。
また、参考までにこちらにアメリカ駐在で求められる英語力についての記事も書いています。
こちらの記事で、オススメの英会話スクールを紹介していますので、アメリカ駐在に行く前の特訓などの参考にどうぞ。
読んでいただきありがとうございました。