英語ができなくても外資系企業に入れる理由【経験とやる気次第】
外資系企業への転職に興味があっても、英語で働けるか不安だし、、と思っていませんか?この記事では英語ができなくて外資系企業に入れるについて解説します。
- 日系から外資系への転職のメリット
- 外資系でもみんな英語ペラペラではない
- 転職の採用でも英語ペラペラを求められない
- 英語で仕事をする経験はあなたの価値を上げる
- まとめ
この記事を書いている私は外資系企業歴10年で、アメリカ駐在経験を持つ会社員です。20代後半にて日系企業から外資系企業に転職しました。
日系から外資系への転職のメリット
現在、日系企業の業績は良くなく、グローバル企業に押されているのが現状です。雇用の継続を第一に考えていた日本の企業もついてにリストラを多く行うようになってきました。そのため、給料は想定していたほど上昇しない状況にあり、将来の計画を考えて困っている人が多いと思います。
そんなあなたに、外資系は一つの選択肢になります。外資系に転職すれば給料は数十%上がることも珍しくありません。
私は20代後半で日系企業から外資系に転職しました。その際は、50%の上昇を達成しました。50%という数字は日系企業の時の給料が低かったからですが、今給料が低い人にはその分上昇する可能性があるということです。
しかし、外資系に転職となると英語力について不安を持たれると思いますので、そこを解説していきます。
外資系でもみんな英語ペラペラではない
ペラペラの帰国子女は限られている
「外資系」というイメージが先行しているせいか、私も外資系では全員が英語ペラペラな人だと想像していました。今考えるととても不思議です。
なぜなら、英語と実力を両方とも持っている人は限られており、現実にはそんなにいないからです(外資系金融やコンサル業界には多いかも)。私のいる外資系メーカの業界ではネイティブの発音のペラペラで仕事もできるスーパーマンはそんなに多くいません。
その理由としては、外資系であっても日本法人で働いている人は日本人だからです。当たり前なこの事実を、外資系に転職して初めて気づきました。
同じ日本人なので、そんなにペラペラな人はたくさんいるわけないのです。平均して日本人は英語力が低いです。よって、外資系といえども英語がそんなに流暢に話せない人も多くいるのです。もちろん、英語が得意な人は多いですが全員が全員ということではありません。
英語できる人でも、発音は日本人の訛り英語という人が多い
英語で仕事ができないと外資系では働けないというのは本当です。実際に仕事の多くは英語で進みます。ここで考えるのが、英語の仕事って何か?ということです。
英語の文章を読むことも英語でメールを打つことも英語での仕事なのです。それならあなたでもできますよね?英語ができないと不安になっている人も英語の文章を時間をかけて読んだり、英語でメールをなんとか作って打つことはできるのではないでしょうか?
英語ペラペラで発音もネイティブなんて、仕事では別に必要ないのです。
特に言っておきたいのが、英語で仕事をバリバリにする人(日本人)でも発音はチョー日本語訛りの人も大勢います。それでもなんの問題もありません。
グローバルでは英語に訛りのある人がほとんどなので、日本人の英語が訛ってようが、海外のビジネスパーソンは気にしません。それよりも仕事の能力自体が問われているのです。
役職が上がるほど、海外の本社とのやりとりが必要になります。マネージャや上級職を目指す人には英語で話す能力は必須です。それも英語の発音は全く関係ありません。自分の意見を英語で伝えられれば仕事は全てこなせます。発音よりもはっきりと海外に向けて意見を発信できる人が求められているのです。
転職の採用でも英語ペラペラを求められない
スキル・経験が重要
では、外資系に転職するとして面接では英語能力が求められるのでは?という不安があると思います。
結論は、これも問題ありません。採用時の英語能力はあまり問われないと考えています。
では外資系の面接で何が問われるのかというと、その職種に必要な経験やスキルを持っているかと、一緒に働いていけるかどうか、という点で採用を決めています。
外資系では採用をする際に、ポジションに求められる能力がキッチリ規定されています。例えば、営業職で募集が出ていたら営業に必要な仕様があってその経験を持った人以外は採用しません。
総合力として採用して何になるかわからない、というようなことは全くありえないのです。営業として採用されたら営業としてのプロとして働くことになります。つまり採用試験では、その募集されている職種に求められている能力・経験を持っているかが最大の焦点となります。
英語能力が主な仕事になる場合、例えば通訳の仕事、などでなければ英語能力で落とされることはありません。基本的に業務に必要な英語力はあとから育てられるという認識だからです。
私の経験
証拠として、私は二回外資系企業に転職していますが、TOEICの点数は一度も聞かれたことがありません。話にすらでていません。
それよりも確認されたのは、英語で仕事をした経験があるか?という質問だったり、外資系になると夜や朝に電話会議があったりするので通常の時間外に働くことになるけど大丈夫か?などの質問でした。普通に前向きに問題ない旨の回答をしてOKでした。
基本的に現在の英語力よりも、今後のやる気を見ているので今英語力がなくてもやる気があって勉強中と言えば採用に問題はないでしょう。
英語で仕事をする経験はあなたの価値を上げる
外資系に転職できたとして、仕事で英語を使うので不安とも思いますよね。私も不安だらけでした。しかし、実際は先輩や同僚もいろいろ教えてくれましたし、英語も少しづつ練習していったので全く問題ありませんでした。
外資系はみんなドライで冷たいというイメージあるかもしれませんが、私の知っている外資系の人はとても優しいです。上記でもいった通り、外資系といっても普通の日本人です。なので人間としては何も変わりません。
日系で働いてようが外資系で働いてようが日本人は日本人です。そう思えば外資系で働くことの恐れも少しは減るのはないでしょうか。
英語力は自分の価値を高める
英語を勉強したり、英語で仕事をする経験を積んでいくと給料アップの他にもメリットがあります。
それはあなた自身の価値が上がるということです。
英語能力がある人とない人ではできる仕事の幅が変わってきます。英語ができなくても外資系で働くのは可能とはいうものの、同じ能力で英語力の有る人と無い人であれば有る人の方が求められるのは当然ですよね。
英語を勉強したい人はこちらの記事で英会話スクールも紹介しています。
転職市場でも英語能力のある人、特に英語で仕事をした経験のある人は多く求められています。私は外資系歴10年でアメリカ駐在経験もありますが、それだけでヘッドハンティングの連絡が頻繁に来るのです。それくらい英語で仕事をした経験、言い換えると外資系で働いた経験があると仕事を見つけるのが楽になります。
自分の転職市場での価値を上げるということは、ある意味本当の「安定」を得るということです。
今の時代、日系企業でずっと働いていれば安定というのは幻想です。日系企業で45歳まで一生懸命働いてからリストラされた場合、他の企業で働くスキルを持っているか疑問です。つまり、その会社だけのスキルはあるのですが、転職市場では価値のない人となるのです。そうなった場合、仕事を探すのは困難になり、給料が半分以下になったりととても厳しいことになります。
そのようになる前に外資系で経験を積んでおけば、仕事をいくらでも探せる状況になります。今の会社を辞めてもいつでもどの会社でも働くことができます。
これが本当の「安定」なのではないでしょうか。ぜひ、あなたにもそのようになってほしいと思います。
まとめ
今、もしあなたが英語ができないと思っていても外資系企業には入れます。これから勉強すれば大丈夫です。
持っている経験を棚卸しして、まずは転職エージェントに登録してみることをオススメします。転職自体はしなくても案件を見てみるだけでOKです。転職エージェントの意見を聞くだけで、自分の価値を客観的に見ることもできます。
ぜひ、最初の一歩を踏み出してみてください。
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