外資系企業で定年まで働ける?【外資系ベテラン社員の特徴】
外資系で定年まで働くことは珍しいと言われています。それは厳しい環境だからです。
この記事では、外資系で定年まで働いているベテラン社員はどのような特徴があるかを解説していきます。
- 外資系で長期間働くということ
- 外資系で長く働くベテランの特徴
- まとめ
この記事を書いている私は、外資系歴10年アメリカ駐在経験のある外資系企業の社員です。
外資系企業で長期間働くということ
外資系で定年まで勤める人はとても珍しいと言われます。なぜなら、年齢が上がるにつれて途中で転職したり、別業界に行ったりしてしまう人が多いからです。
外資系で働くことは常に全力ですし、企業自体が若返りも含めたリストラをすることがあるからです。さらに、経営陣の変化によって方針が大きく変わることもあるので、変化に強い人である必要があるのです。
つまり、最後まで生き残って定年を迎えた人というのはその厳しい波を乗り越えた人であると言えます。
次に外資系のベテラン社員の特徴を見ていきます。
外資系で長く働くベテランの特徴
能力が高い
外資系は基本的に年齢が高くなればなるほど、ポジションが少なくなり働き続けるのが難しくなります。年齢が高くなるとそれに伴って給料が高い人が多いので、リストラの標的になりやすくなるからです。
それでも長い間外資系で働いている人はその高い能力が理由です。今までの経験からその会社に必要な能力を持っており結果を出し続けている人なので、尊敬できる人が多いです。
英語に関しても問題なくこなし、現代のツールも当然のように使いこなしています。そのような人には憧れる人も多いです。
新しい環境に適応するのが難しい
経験値が多く能力が高い一方で、急な会社の方針変更や、パラダイムシフトのような動きには対応しにくいという弱点もあります。
例えば営業でいうと、今までは対面営業で関係づくりに絶対の自信を持っている人に対して、これからはWeb営業になるのでお客様に会う必要はありません、というような方針になったらどうでしょうか。
そのベテラン営業の能力を活かすことはできなくなり、もっと若手がWebでのマーケティングなどを駆使してお客様を捕まえていくスタイルの方があっているということもあります。そうなると、ベテラン営業はやりがいもなくなり、他の営業能力を活かせる職へと転職していくことになります。
営業能力自体は世の中から必要なくなることはないと思いますが、もう今では使わなくなった技術などを持ったベテランの人が時代に合わせた能力をつけていないために、就ける仕事がなくなるということも少なくないと思います。
超高給をもらっている
外資系で長く働いていて生き残っているベテランの人は昔に高い役職についていた人が多いです。その時に給料が大きく上がっているのですが、その給料はそこまで下がることがないので、そのまま働き続けている場合は役職が下がったとしてもかなりの給料をもらっています。
そのために、転職するとなってもそこまでの高給を他社でもらえる求人がないため、転職できずに今の会社に留まることを選択している人も多いです。
話題が世代が違う
年齢が違うと普段話している話題が違います。世代が違うので当然ですよね。昔はオフィスでタバコを吸っていた、とか、海外出張でお金をたくさん使って豪遊していた、などと若い世代にはわからない昔の話もよく聞きました。
新しいことより、過去の話題になるケースが多くなるので、その点は周りで一緒に働くことでの刺激が少なくなるかもしれません。
今後の夢がなさそう
生活面の話を聞いているとやはり、昔のように貪欲ではなくなるので、いい言い方をすれば落ち着いてくる、悪い言い方だともう人生に夢がない、というような人も出てきます。
年齢的に子供が自立している人も多く、老後のことが頭をよぎることも多いでしょう。特にもう数年で会社を定年になるというような人は、仕事に対して本気になれなくなりますよね。気持ちは理解できます。
しかし、外資系なので結果を出さないといけないのに対して優れたベテラン社員は結果は出し続けているのです。誰も文句は言えません。
一緒に働いていて気楽
私がその部署で一番年下という経験を多くしてきました。一緒に働く人の年齢が高い組織にいることが多いです。そこで感じるのは、みなさん年上だと安心感があると同時に気楽に働けるということです。
自分は全力で仕事をすれば周りのベテランの人たちがいざとなったら助けてくれる。アドバイスを聞けば誰かが答えを持っている。そんな状況で働くと安心して働くことができます。
当然ながら外資系なので、個人の評価になりますし自分の結果は自分の責任を持っている必要があるのですが、困った時にアドバイスをくれる人は本当にありがたい存在ということを身にしみます。
まとめ
外資系で長く働き続けているベテランの先輩はとても頼りになる存在です。その一方でやはり外資系はリストラの波などがありますので、定年までいるということが難しい業界というのは理解しておいた方が良さそうです。その代わりに良い給与がもらえますので、希望する方には良い業界と思います。
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