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外資系メーカへの転職・新卒採用に学歴は必要なのか?

外資系

外資系メーカへの転職に学歴は重要なのか気になりませんか?

この記事では、外資系メーカに転職をする際に学歴がどれくらい影響するかをわかりやすく説明しています。

  • 外資系メーカへの転職における学歴の必要性
  • 外資系メーカへの新卒採用における学歴の必要性
  • まとめ

この記事を書いている私は外資系メーカ歴10年でアメリカ駐在も経験しているサラリーマンです。

外資系メーカへの転職における学歴の必要性


結論から言うと、転職の中途採用に学歴は関係ありません。当然ながら履歴書には書くことになりますが、面接官や採用決定者は大学だけで選ぶことはありません。

採用に当たって一番重要視されるのは、以下の内容になります。
そこに学歴はありません。

  • 面接の態度
  • 志望理由
  • 一緒に働けそうな人物か
  • 結果を出せそうか
  • 経験は募集要項とマッチしているか

外資系で中途採用をする時にはしっかりとやる仕事が決まっており、その仕事を引き継いでくれる人を探しています。つまり、特定の能力がある人を探すのです。

一般的な仕事ができるかどうかももちろん重要ではあるのですが、一番は会社の今空いているポジションにて活躍してくれそうかどうかが判断理由です。

英語力は採用されるのに必要か?

英語力に関しても同様で、今募集しているポジションが英語が必要であればある程度の能力を見ますが、TOEICの数字とかはほとんど関係ないです。

英語が本当に必要なポジションであれば、外国人が面接するなどの採用プロセスがあるでしょう。そうでなければ英語はマストではなく、入社してから学んでくれれば良いと考えています。

外資系で募集をする時に英語能力が高い人で絞ってしまうと、候補がかなり絞られてしまいますし、特定の必要な能力(例えば電気回路設計の経験など)を持っている人を募集する時に英語も両方できる人になるとほぼ人が集まりません。

したがって、外資系企業としては、英語はいいから、特定の能力を持った人をまずは探すのです。英語は入社後にトレーニングすれば良いという考えです。設計の経験などは後からどうにもなりません。

逆に、英語がすごいできるバイリンガルなだけでも外資系には入れません。英語が話せるのは外資系メーカにとっては良いことではありますが、それだけで仕事はできないのです。通訳だけの専門職はないので、やはり営業やマーケティング、設計など、独自の経験があってこその外資系への応募ができると考えてください。

外資系新卒採用における学歴の必要性


従来外資系メーカでは、新卒の募集は少なかったのですが、最近は新卒も応募するようになっています。昨今の売り手市場により、外資系は初任給を日系企業よりもかなり多く出したり、海外の研修がある等のいろいろなアピールで募集をしています。

というのは、外資系というのは響きは良いですが、やはり知名度としては日系の大手の方が強く、特に親世代になると外資系メーカは一部の日本で有名な企業を除いてほとんどが聞いたことがないようなメーカです。就職する人にとって知名度はやはり大切なので、必然として外資系に応募する人は少なくなるのです。

注意としては、外資系の中でも金融やコンサルは日本のトップクラスの学生がグローバル化していく中で応募が非常に増えています。この記事で話しているのは外資系メーカへの新卒採用についてです。

売り手市場の影響は?

売り手市場とは言え、高学歴の中にはグローバル企業が良いという意識も増えてきたこともあり、外資系メーカにも学歴が高い学生が応募してくるようになっています。

私も高学歴の新人の面倒を見たりしましたが、学歴は本当に関係ないと言えます。もちろん、地頭が良いのは学歴が高い新人ですが、仕事をするのに必要な素直さや謙虚に学ぶ姿勢を持っている学歴がない人と比べてどっちが仕事に向いているかは断言が難しいところです。

つまり、学歴は採用に多少の影響はあるとはいえ、仕事には全く関係ないというのが私の意見です。

ましてや、外資系の昇進については一部の上級副社長などのポジションを除いて、学歴は全く関係ありません。学歴がなくても(高卒・専門卒)上位管理職になっている人をたくさん見てきました。外資系の昇進にて必要なのは学歴ではなく、それまでの実績と人間性、リーダーシップなどが総合して見られるのです。

海外の本社の新人の学歴は?

アメリカの会社でしたが、グローバル企業なので超優秀な大学から来ている人ばかりでした。特に新しく入ってくる人たちは、日本でいうと東大・京大レベルの大学の人も多く、一緒に働いて優秀さがわかりました。

しかし、実際働いてみると頭は良いのは当然なのですが、仕事で結果を出すという意味だと学歴より経験だったりマインドセットだったりの方が重要だと感じました。

若者は頭は良いと思うのですが、実際に仕事をすると当たり前のことができなかったり、報告や問題解決の方法も全然わからなかったりと、学歴の良さは仕事につながらないことを実感しました。

それよりも、今まで経験して来たことをしっかり学んで来ている人や、前向きに改善をしていこうと働いている人は学歴関係なく、結果を出して昇進して行っている印象です。

MBAは外資系企業での昇進に必要か?

上級管理職レベルになればMBAなどがあると昇進に有利になったりするという話はありますが、具体的にMBAがないと上に上がれないということはありません。

実績が認められて、その新しい地位にふさわしいと思われれば、学歴やMBAに関係なく昇進できるのが外資系です。

まとめ

結論としては、以下になります。

外資系に転職を考えている人は、特に学歴は気にしないで経験をアピールすれば良いと思います。優れた実績・能力は学歴よりも有効なものです。

  • 外資系メーカに転職する際は学歴ではなく、経験が重要視される。
  • 外資系メーカに新卒で入る場合は、学歴よりも人物が重視される。
  • 外資系メーカで昇進する場合は学歴は関係なく、実績が最重要。

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