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外資系企業への就職・転職に必要な英語力【未経験者向けにレベル別に解説】

外資系

外資系への就職・転職に興味はあるが、どれくらいの英語力(語学力)が必要になるのか不安に思っていませんか?

この記事では外資系企業で必要な英語力と、実際に外資系で行う英語の仕事について解説します。

  1. 外資系企業への就職・転職に必要な英語力
  2. 外資系企業での英語の仕事
  3. TOEICは外資系転職に必要か。

外資系企業への就職・転職に必要な英語力(レベル別で解説)

リスニングとスピーキングのレベル毎に解説していきます。

リスニング

レベル1英語初心者レベル

  • 単純な単語をゆっくり話してくれれば聞き取れるが、長文になると聞き取れない。
  • 外国人と会って面と向かって話せば、なんとか意思疎通は取れる。電話で話すのは難しい。
  • ビジネス上必要な詳細な話をするのは難しい。仕事での英語はメールベースが基本。

 

レベル2英語中級者レベル

私が外資系企業に転職したばかりの時のレベルがこれくらいでした。 このレベルであれば問題なく外資系で働けます。

  • ゆっくりであれば、簡単な単語やフレーズはなんとなく理解できる。しかし、何を話していた?と聞かれると自分の理解に確証が持てない。
  • 対面での会話で簡単な会話で意思疎通は可能。電話は苦手だが、ゆっくり話してくれれば、何とか話はできる。
  • 電話会議は、誰かのサポートがないと仕事をこなすのは難しく、英語の会議の議事録を正しくとるのは難しい。その都度内容の確認が必要。

 

レベル3英語上級者レベル

外資系企業で長く働けばほとんどの人がこのレベル以上に到達します。

  • 外国人と面と向かって話せば、仕事の内容であれば概ね理解できる。
  • 一人で電話会議も参加可能。相手に内容の確認をしながら、大体の流れが理解できる。完璧ではないが、議事録も取ることができる。
  • 商談にて外国人の簡単な通訳をすることができる。

レベル4 – 英語の最上級者

このレベルにいる人はアメリカに駐在経験があるか、子供の頃に留学していたなど、海外に住んだ経験のある人が多いです。

  • ネイティブ同士の電話会議、雑談も理解できる。
  • 外国人の打ち合わせに入って内容を理解して発言できる。

ピーキング

レベル1英語初心者レベル

  • 英語を話すことに慣れていない。Yes,Noで会話をできるが、それ以外のフレーズを使うのは難しい。
  • 単語もあまり知らないため、一生懸命話しても外国人に理解してもらえないことも多い。発音で通じないことも多い。
  • 仕事上では自分が発言するのは難しい。メールでコミュニケーションが良い。

レベル2  英語中級者レベル。

私が外資系企業に転職したばかりの時のレベルがこれくらいでした。 このレベルであれば問題なく外資系で働けます。

  • 単語レベルで会話が可能。あたふたするが、自分の意思を簡単に伝えることができる。
  • あらかじめ言う内容を考えておけば、英語で考えを伝えるができる。プレゼンもしっかり準備すれば英語で行うことができる。
  • いきなり英語で話しかけられても返せない。また、頑張って話しても何回も聞き返されることが多い。

レベル3 英語上級者レベル。

外資系企業で長く働けばほとんどの人がこのレベル以上に到達します。

  • 簡単なフレーズレベルで英語を話すことができる。大まかな内容は相手に伝わる。
  • ネイティブのように流暢ではないものの、電話会議で意思疎通ができ仕事をこなすことができる。
  • 聞き返されることもあるが、もう一度説明しなおせば理解してもらえる。外国人も安心して話を聞いてくれる。

レベル4英語の最上級者

外資系の日本支社のマネージメントレベルであればこのレベルにいる人がほとんど。

  • 自然に英語を話すことができる。
  • 仕事上の、説明が難しい状況についても正確に伝えることができる。
  • 聞き返されることもほとんどない。

外資系企業での英語の仕事

日本支社上級マネージャーレベルの英語の仕事

電話会議は世界相手に自分がリード

会社の上層部のレベルになると、電話会議は世界中の関係者を呼ぶことが多いです。しかも相手も立場の高い人が多くなります。

当然のようにみんな英語で議論する中に入って議論することは相当なレベルの英語力が必要になります。

英語力だけでなく、ビジネスマンとしての能力も必要になります。

流暢に話すことが目標ではなく、仕事上必要なコミュニケーションをとることが目的です。自分の思った通りに相手に動いてもらうために、英語力が必要になります。

プレゼンは会社の上層部へ

マネージャレベルになると自分の結果を英語でプレゼンする機会が多くあります。

例えば、本社の上司が日本に来た時には多くの場合、ビジネスレビューのプレゼンを求められます。

プレゼンについても練習と経験が必要になりますが、流暢でなくてもわかりやすい英語で堂々と話をすることが必要になります。

メールのやりとりは毎日、決定に関わるもの

外資系での仕事のやりとりのほとんどがメールで行われます。電話会議などは必要な時に開かれるイメージです。

特にマネージャレベルであれば、情報交換レベルでなく、会社のリソースをどうやって使うか、部署の方向性をどうするかなどハイレベルな内容のメールが多くなります。

立場が上がってくるとメールの数も増えてくるので、英語のメールの処理の能力も必要になってきます。

担当者レベルの英語の仕事

次に担当者のレベルの説明をします。マネージャレベルよりは求められる英語レベルは低めです。

外国人が日本に来た時に通訳

海外から同僚が来日した時に、お客様へ同行するケースがあります。マネージャでなくても海外からのビジターの相手をする必要はでてきます。

その場合は、お客様に対してその同僚が何を話しているかを通訳する必要があります。

外国人が言っていることを理解して、日本語でお客様に伝える。

これは英語力を鍛える作業になります。最初は難しいですが、外資系で仕事をしていればできるようになります。

電話や電話会議の頻度は低い

海外から電話会議に招待されたりすることは多くあります。しかし、大体が海外からの情報交換の場合が多く、聞いて理解できれば良い場合が多いです。自分で話さなくて良いので、聞いて内容が理解できれば問題ありません。

仕事上では、メールが基本です。今のビジネス状況を伝えたり、確認内容を本社に聞いたり。情報交換ベースになるので、特に高度な英語が必要になることはないでしょう。電話や電話会議をやらなくても、外資系企業で働くことは可能なのです。

外資系で働いている人でも、英語で話すことなく1日が終わる人も少なくありません。

TOEICは外資系就職・転職に必要か。

就職・転職する際に要求はされない

結論を言うと、TOEICは転職の際に要求されることはほとんどありません。

外資系企業は採用する時に必要なポジションに必要な能力をしっかり規定するので、その能力を持っていればTOEICの点数がなくても入社することは可能です。

私も二回転職していますが、TOEICの数字を聞かれたことは一度もありませんでした。

外資系の転職で必要になるのは、数字よりも必要な能力を持っているという実績です。

ただし、TOEICの数字は聞かれなくても、英語の履歴書の提出が必要だったり、英語での面接があるケースがあります。

つまり、英語の履歴書の準備と、英語の面接で聞かれるであろうことの回答の準備は必須です。

流暢に話す必要はないですが、少なくとも意思疎通が取れるレベルであれば英語で落ちることはないと思います。

なぜなら、繰り返しになりますが、外資系は採用のポジションにふさわしい能力がある人も探しているので、その経験があれば英語能力は入った後にでも伸びると考えているからです。

英語がペラペラな専門知識・経験ない人より、英語が現時点で苦手でも自分の専門分野の知識や経験がある人が採用されるのです。当然ながら、英語は入社後に勉強します、という意気込みは必要と思いますが。

実際仕事をする時にTOEICは役立つか

TOEICの点数と仕事とは、ほぼ関係ないと言えます。

点数が900以上でも英語が聞き取れない人もいますし、600点代でも堂々と自分の意見を言える人もいます。

もちろん、TOEICで基礎的な英語力を測れるので参考にはなりますが、それが仕事に役立つかは別の話です。

外資系で働く際には、英語ではなくビジネスマンとしての知識・経験が重要です。

昇進する際にTOEICの数字は必要か

必要な場合もあります。

一部の会社では昇進する条件にTOEICの数字を掲げている会社も増えているからです。

人事としては最低限の英語力を持っている人しか昇進させたくない。その足切りとしてTOEICを使っているイメージです。

上層部に昇進していきたいと思っている人は、最低800点程度はとっておく必要があります。

外資系企業への就職・転職のオススメ英会話スクール3選

英語力アップのためのおすすめ英会話教室についての情報は以下の記事で書いています。参考にして見てください。

外資系転職におすすめの英会話スクール3選【タイプ別で解説】

外資系歴10年の私からコメント

外資系企業とは言っても日本の中で仕事をすることに変わりはありません。

英語も必要な場合もありますが、今立派に仕事をしている人も最初から英語ができたわけではありません。

私の経験では、外資系企業に入ってからが英語が一番伸びます。

日本企業からでも自分の経験を活かせば外資系にチャレンジして良いと思います。

英語は入ってから嫌でも学べます()

外資系にはメリットもたくさんありますので、ぜひチャレンジしてみてください。

外資系企業への転職に興味あるかたはこちらで転職エージェントを紹介していますので、ぜひ見てみてください。