Yukihiko Blog Written by Yukihiko

英語ネイティブとの議論ができるための3つの能力

外資系

こんにちは、ゆきひこです。

外国人と本気で英語で議論ができますか?はい、と答えるのは難しいですよね。という事で、今回は私の経験からネイティブとの議論に必要な事を説明したいと思います。

英語での議論に必要な能力

私はアメリカに赴任する前でも外国人と話はしていましたが、ちゃんと議論をするという事はできませんでした。簡単に言うと英語ではあまり深い話はできなかったんですね。

アメリカに赴任した後も、会議で英語で自分の意見を言うだけでも難しかったです。そこで行われる議論の内容が把握できている自信が無いですし、意見を言っても場違いな発言になる気がして発言する勇気が出ない状態でした。ビビってしまったんです。

また、英語ではなく、自分の意見を持つと言う事に慣れていなかったというのも認識しました。自分の意見を何事にも持っているのが当たり前だと思うかもしれません。しかし、何と無く流れで過ごして来た私のようなサラリーマンには、私はこうしたい!と言うような意見が無いのです。しっかりしたあなたは違うかもしれませんが…。

アメリカ赴任の経験から、英語での議論に参加するのに、必要な能力は以下の3つ必要と考えています。

  1. 会議がどのように進んでいるか、現状を把握するリスニング力
  2. 思った事を英語で伝えるスピーキング力
  3. 自分の意見を持つ、考える力

まず1のリスニング力ですが、議論をするには相手が何を言っているかを理解する必要があります。どのような論理で意見をしているのか、それが理解できていないとこちらの意見を組み立てる事ができません。

何を言っているかわからない場合でも、大抵の人は今何を話しているか聞けば教えてくれます。リスニング力が無くても聞いて理解する事も出来ると思います。

また、アメリカ人は声も大きく、意見する事も慣れて育って来ているので、論理を組み立てるのがうまいです。時には変な論理でもしっかり組み立ててきます。いわゆる屁理屈で来る時もあるので、その辺を理解できるようにしておくと良いと思います。彼らはそういう教育を受けてきているので話の筋を作るのが非常に上手です。

次に2のスピーキング力です。自分の意見を言える力。シンプルで良いと思います。xxだからooだと思う!としっかり言う事。そこに理屈が通っていれば相手も話を聞いてくれます。

最後に3の考える力です。これは英語力ではなく、自分で考える力です。相手は考えているが、私はこう思っている。あなたはそうかもしれないが、私はこう思う。みんなあなたの意見を知りたがっているのです。あなたがこうしたいと言ったらそれが納得できるものであれば受け止めてくれます。まずは自分でどう進めたいかと考える能力が必要と思います。

赴任での経験

アメリカの上司は厳しく、そして辛抱強く、私に自分の意見を言うように質問をし続けてくれました。当時は本当に辛かったのですが、本当に感謝しています。

また、日本とアメリカの教育の違いも感じました。日本人が議論するのは難しいです。アメリカにいる中で意見をどんどん言うようになっていた私も、日本に帰ってくると少し意見を言うのを抑えるようにしているのに気づきました。なぜなら日本ではあまり強く意見をすると、会社での議論でなく、個人を責めるような感じになり遺恨が残るような感じがしてしまうのです。意見をいう人が認められる感じでは無いのです。

外国人との議論は、元々の知り合いであれば、議論を本気でしたところで、終わればまた同じ友人になります。これが慣れてくると非常に気持ちいいものでした。

久し振りの英語の議論の感想

先日、海外から来日してくる外国人がいて、外人と英語での討論の機会があった。久しぶりの感覚でした。

自分の問題についてなので議論をリードしました。いろいろ状況を説明して依頼などをしたが、向こうは正論で理論的に正しく返してきました。

こちらの要求が自分の会社のための正しい事ではなく、客のためである事が多いと、却下されました。はっきり。誰のために働いているのか、うちの会社のためになる事をしようと。向こうに丸め込まれた形です。

そうなると、そこで出た結論をお客様に伝えて説得しないといけません。これが大変な事なのです。なぜなら、この結論は自社のプライオリティによる結論で、お客様の希望を全く考えていない結論になるからです。

まあ内容はともあれ、久しぶりに本気で英語で議論した事に清々しい感じはしました。自分が海外赴任の経験があったからこのように言いたい事を言えたし、議論という形になっているが、実際に日本人としてはこのように英語で議論は難易度が高いと思います。

常に勉強を続けて、海外の人とも同等に議論ができるビジネスマンになりたいと本当に思います。

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