日系から外資系メーカに転職した私の給料を初公開【あなたもなれるはず】
外資系企業の魅力といえば給料です。実際にどれくらい給料が上がるのか気になりますよね。
この記事では、日系企業から外資系に転職をした私の給料がどのように変化していったのかを解説していきます。
- 外資系企業の給料についての基礎知識
- 私の転職の給料の推移
- まとめ
この記事を書いている私は外資系歴10年のアメリカ駐在も経験している外資系メーカの会社員です。
外資系企業の給料についての基礎知識
一般的は話として、外資系の給料は年俸制で基本給+インセンティブという形で構成されます。
それに企業の業績が好調な時にもらえるプロフィットシェアリング。その人材に転職して欲しくない時に特別な人だけに出すリテンションボーナス、というものがあります。以下に詳しく説明していきます。
基本給
外資系では年俸制なので、会社から提示される金額は年間の想定給料になります。例えば年間の基本給が600万円だとすると一月50万円がもらえることになります(実際には税金をたくさん撮られますが、ここでは税金の話は除きます)。
基本給が高ければ安定した給料が毎月もらえるので、多いほど安定しているということになります。
インセンティブ
日系企業のボーナスに当たるのが、インセンティブになります。営業職などに多いかもしれませんが、自分の成績に応じてもらえる量が変化するお金になります。企業や職種によってインセンティブの割合は違いますが、おおよそ30%くらいなのかと思います。例えば年間総給料が1000万円だとすれば700万円が基本給で300万円がインセンティブになります。
その場合の300万円は業績によって変化します。最大130%になるとすれば390万円になりますし、200%ならば600万円になる計算になります。しかし、上限が200%の場合に下限は0%という場合もありハイリスクハイリターンな給料形態ということになります。自分が結果を出せな買った場合に、1000万円を想定していた給料が700万円まで下がってしまうのです。
プロフィットシェアリング
企業の業績が良い時、利益を十分に取れている時にその利益を従業員に還元するという意味でプロフィットシェアリングというものがもらえる企業があります。利益率が20%以上になったらある割合でボーナスが出るというようなものです。
その企業が伸びている場合には何もしないでボーナスが入ってくるのでとてもありがたいものです。しかし、企業の業績が悪い時は当然何ももらえないので、生活の一部にするのは危険なボーナスです。
リテンションボーナス
外資系企業では転職が激しく行われます。優秀な人材はヘッドハンティングによって高い給料を定時されて他社に取られてしまうこともあるのです。どうしても転職して欲しくない人材の引き留めにはこのリテンションボーナスが使われます。
一定期間の引き留め用で出されることが多く、1年後のこの日に会社にいたらxx万円を支給します、という形で出されます。毎年もらえるというようなものではありませんし、このボーナスは密かに渡されますので、誰がこれを受け取っているかは公開されることはありません。
私の転職の給料の推移
大卒から日系企業へ就職
私は新卒で大学を卒業してから大手の日系の製造業のメーカに入社しました。学卒の私の初任給は20万円程度で、昔の一般的な水準だったと思います。ボーナスも含めて、400万円弱から始まったと記憶しています。
その後2-3年経ち、給料は順調に上昇し、補助なども含めた金額の合計は500万円くらいになっていました。私はここまでは不満もなく、一生懸命働き学ぶことも多く充実していたと思います。
しかし、2008年のリーマンショック以降の業績がどんどん下がっていきました。そのため、リストラすることのない日系企業は全員の給料を下げることで対応していったのです。その結果、ボーナスは出なくなり、私の給料は入社6年目にして400万円程度まで下がり、入社時と同じ給与水準に戻ってしまったのです。
ここで二人目の子供ができてしまった私は、今後を考えるとやっていけないと思い、転職を考えました。外資系企業と競合していた私はその強さを知っていました。そして憧れてもいました。そして転職に応募したのです。
外資系1社目に転職(50%アップ)
転職した結果、400万円から600万円に上昇。50%アップとなりました。
ここで学んだことは、転職の給料は全て現行の会社の給料が基本となるということです。今400万円ならば1000万円になる可能性は少ないのです。採用する側としては1000万円出しても良いと思っていたとしても今400万円ならば600万円で十分だろうとオファーするのです。
という事で外資系で働き始め、一生懸命働き、毎年の昇給を勝ち取っていきました。後に知った話ですが、私の給料が周りの同僚に比べたら相当少なかったようで、そのために昇給しやすかったという事です。伸び代がある人の方が上昇率が上がるのです。
そして、外資系8年目には1000万円の給料まであがりました。周りを見ればもっと高い人もいますし、昇進すればさらに大きく伸びる可能性がありましたが、私はバリバリ全力で仕事をするのに疲れてしまって2回目の転職考えるようになりました。
外資系2社目に転職(20%アップ+テレワーク)
今の会社に転職した時には、さらに200万円上昇しました。20%アップです。テレワーク可の環境とこの給料は満足でした。今はこの企業で自分のペースで働いて、充実した外資系ライフを送っています。
まとめ
日系企業から外資系に転職した時、外資系企業での昇給、さらに2回目の転職で大きく給料を伸ばしました。これは決して私が特別ではないと思います。外資系企業というだけで給料は上がることが多いです。私の同僚はもっともらっている人もたくさんいます。
今日系企業で死にそうになりながら低い給料で働いている人にはぜひ外資系も視野に入れて転職活動をしてほしいと願っています。
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