外資系企業のプライオリティ(優先度)【大量の仕事をスムーズにこなせる理由】
こんにちは、ゆきひこです。
今日は、外資系の仕事のプライオリティ付け(優先度)について話をしましょう。
外資系のPriority(優先度づけ)の重要性
企業の営業活動として一番大切な事、ビジネスを伸ばす活動(新たに契約を取る事)が当然一番だが、実際に働いていると他に緊急の仕事がどんどん入って来て、本来やらなければいけない新規ビジネスについて後回しになってしまう事があります。
フランクリンコヴィーの「7つの習慣」の時間管理のマトリックスを思い出してみましょう。
簡単に言うと、緊急度の高い重要度の高い仕事で忙殺されて(場合によっては重要度が低いものも!)、重要度の低い緊急度の高い仕事が本当は重要という話です。
外資系は大量の仕事量をスマートにスピーディにこなしていくイメージがあるかもしれませんが、実際はそうではないと思います。実は、国内企業の方が外資系企業よりも一人当たりの仕事量は多いかもしれません。
なぜなら、外資系はやる事を絞っているからです。やらないでいい事はやりません。
ヒト・モノ・カネをどこに使うかをプライオリティ付けし、必要なところだけにリソースを使うのです。人も必要な分だけしか配置しないので、基本的に人は足りない状態になります。
人がそれで余ったら別の部署に異動させるか、場合によっては別の会社に行ってもらう事もあるでしょう。つまり効率を最大限に優先しているのです。人が余っていて仕事がない楽な人はあまり存在しません(その前に会社から離れていきます、、)。
個人の作業でも優先度づけ
会社のリソースの話だけを優先度をつけるわけではありません。あなたの仕事についても優先度をつけます。重要なものから作業に取り掛かるのです。上司は重要なものを中心に仕事の確認をしてきます。
時間管理のマトリックスでいうと、重要度(縦軸)か1番大切で、それが低いものをどれだけやらないで、高いものにフォーカスできるかが重要視されます。
そのように考えるため、不具合対応をするより次のビジネスをとる事に集中する事もあるため、時にはお客様からは、「不具合を片付けてから売り込みに来い!」と言われるような場面も多くあります。そうですよね…、としか言えないのですが、、
また、それでもお客様向けの書類仕事は多くあります。自分の使える時間の使い方も自分で優先度を付けてやる必要があります。しかし、仕事の絶対量が多いとカバー出来ない事が多くなって、対応できないものが多くなり、苦情が多くなる事もあります。
でも実際はそのように優先度をつけるのには悩む事が多いです。その時は以下のような対応の中から選ぶ事になりますね。
仕事で溢れた時の選択肢
- 効率をあげる(頑張る)
- 人に振る(自分でやらない)
- マネージャーに何とかしてもらう(相談して何か改善案がもらえればラッキー)
- 労働時間を増やす(オススメではない)
- 出来ることしかやらないで、無視する(やめた方が良い)
外資系では、2・3が解決策になるでしょう。5も場合によってはありです。
何もしなくても何も起こらない仕事、例えば書類の対応を依頼されているがやらなくても結局誰も何もいってこないような仕事は無視するという事になります。これは上司がそういう判断をするのです。
もしくは、マネージャーが最適なリソースを用意するケースがあります。他の人に頼むか、チームを増やすかですね。
ただし、簡単に人を増やす事はできません。一度増やすとその人の仕事がずっとしばらくあるようにしておかなければいけない。いくら外資系とは言え、一度チームに入ってもらったのに時間が経たないうちに、やっぱ要らない、とはできないのです。
また、チームの効率・一人当たりの売り上げ、は落ちるので、今後の伸びが見えていないと増やせないという事情もあります。
個人の仕事量とプライオリティはビジネスパーソンにとって常に課題になります。外資系では特にそれが求められます。
何にフォーカスするか、そしてリソースをどこにどれくらい投資して、利益を最大化するか。
それが外資系のマネジメントの考え方です。
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読んでいただきありがとうございました。