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飽きやすいのは実はあなたの強みである理由【あなたはマルチ・ポテンシャライトかも】

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この記事にたどり着いたあなたは、何をやっても長続きしないことに悩んでいるのではありませんか?

この記事を読めば、あなたが長続きしないのは努力が足りないからではなく、むしろそれはあなたの長所になることがわかります。

なぜそれがわかるかというと、私もそうだったからです。
具体的には、こんな感じでした。

趣味でも仕事でも何をやっても飽きてしまう。他のことに興味が移ってしまうと今まで熱中していたことにビックリするくらい興味がなくなる、、
最初はすごい興味があるのに、大体の仕組みが理解できるともう飽きてしまう。。これの繰り返し。。

そんな感じで、妻からは「何をやってもすぐに飽きてしまう人」、ということで見下されていました。
自分はダメな人間なのか、、と思っていた時に見つけたのが「マルチ・ポテンシャライト」でした。

マルチ・ポテンシャライトとは?

さて、マルチ・ポテンシャライトとは何でしょう。ほとんどの方が聞いたことがないと思います。私も当然知りませんでした。

まずはこのTEDのエミリーさんのプレゼンを見てみるとよくわかります。

マルチポテンシャライトとはMulti,Potential,iteの3語で構成されており、教育や心理学の分野で使われていた言葉のようです。

Multipotentiality – 多重潜在力、多能性

という言葉が元になっています。これを少し変えて、人の特性を表現する言葉を作ったのです。それが 「マルチポテンシャライト-Multipotentialite」です

ざっくり言うと、「一つのことに集中するのではなく、いろんな事に興味を持つ人」ということです。

マルチポテンシャライトが世の中を生きにくい理由


マルチポテンシャライトにとって社会は生きにくいところだと言われています。なぜでしょうか。

なぜなら、現代の社会では一つのことに専念する人が優れているという常識があります。こどもの頃に「将来何になりたいの?」という質問にも、一つの専門家になってほしいという希望が隠されているのです。さらに、一つのことに集中できていないと周りからは悪い評価を受けるのです。

あの人はすぐ飽きて長続きしない、、器用貧乏だから一つのことを専門的に勉強することができない、、そんな環境の中であなたや私のようなマルチポテンシャライトは非常に生きにくいのです。

あなたもありませんか?こういうことを言われたこと。
「またあれ飽きたの?ついこないだ始めたばかりじゃない。いつも長続きしないんだから。次は何に手を出して飽きるのかしら」

しかし、飽きやすいのは努力の問題ではありません。もともとあなたが持っている特性なのです。しかも社会に必要とされている重要な特性です。

自分を理解して自分の心に従って生きることが大切です。

マルチ・ポテンシャライトが優れている理由

飽きやすく、どんどん次に移ってしまうのは悪いことではありません。マルチ・ポテンシャライトには他の人には真似できないような強みがあるのです。あなたはマルチポテンシャライトであることを恥じることはありません。むしろ自信を持ってください。

1.アイデアを統合できる

様々なことを学習できるマルチポテンシャライトには専門家にはない広い視野があります。違う分野の学びを組み合わせることで新しいアイデアを生むことができるのです。これは専門的に一つのことをやっている人にはできないのです。

深く専門的な知識を持つのは素晴らしいことですが、全く違う分野の知識をくみわせてイノベーションを起こすということは今の時代に強く求められることであり、マルチポテンシャライトの得意分野なのです・

2.学習速度が速い

飽きやすいという事は、様々な新しい分野の勉強をした経験があるということです。新しい分野を学ぶ時は誰しもが初心者です。マルチポテンシャライトは初心者のプロなのです。新しい分野の勉強を始めるということを人より多く経験しているので、ゼロから学ぶことが得意なのです。

普通の人であれば一つのことを学び続けるので、新しい分野に挑戦する機会は少なく、初心者から始めることを面倒と思うはずです。どちらかというと自分の得意分野から出ずに掘り下げるのです。

つまりマルチポテンシャライトは初心者から一定のレベルまで学ぶ速度が非常に速いのです。さらに、全く異なる分野に思えても共通点は必ずあるものです。従って、過去に学んだ何かの知識が応用できることが多く、完全な初心者から始めることがどんどん少なくなっていくのです。

マルチポテンシャライトの方であればわかると思いますが、昔勉強(経験)したあの部分が新しい仕事のここに役立ってる!という経験がよくありますよね。今までやってきた知識(点)が繋がる感覚がある程度進んでくるとあるものです。スティーブ・ジョブスがConnecting dotsと読んでいるものです。

知的欲求がマルチポテンシャライトの大きな特徴なので、マルチポテンシャライトで学校を卒業したから勉強辞めると言った人は少ないです。私も新しいことを学ぶことが大好きなんですよね。

3.適応能力が高い

いろんな事に挑戦した経験があるからか、マルチポテンシャライトはどんな状況や役割でもこなすのが得意です。

例えば、会社の中で役割が大きく変化した時、会社の文化自体が大きく変わる時、多くの人は状況が変わるとそれに伴うストレスに耐えられなくなるものですが、マルチポテンシャライトは比較的苦労せずに対応できるのです。

むしろ、一人でいろいろな役割(営業、マーケター、品質、事務、技術アシスタント)をこなすこともできる人もいます。

マルチポテンシャライトの中にも色々な仕事をしている人がおり、特にフリーランスなどの変化に対応していかないと生き残れない職業についている場合はその特徴を最大限に発揮できるようです。

4.大局的な視点を持っている

様々な事に挑戦するためか、多くの人よりも広い視野を持っているのもマルチポテンシャライトの特徴です。物事全体を大局的に考えてプロジェクトを思い描いたりするのが得意です。全然違う分野に今の問題が解決できるヒントが隠されている時、普通の人が気づかないアイデアに気づきます。

物事がお互いに関係していることをシステムとして広い視野で見ることができるマルチポテンシャライトは実は今の時代に必要とされている人材なのです。

5.様々な分野をつなく「通訳」になれる

マルチポテンシャライトはアイデアをつなげるだけでなく、人と人とつなげるもの好きなのです。様々な分野に興味があるからいろんな人とつながりがあるし、好奇心が強いから人の話を聞くのも得意。

専門分野に集中している人は時に他の分野の人と疎遠になることもありますが、マルチポテンシャライトはそういう人と他の人をつなぐことができます。幅広い知識や経験があるからお互いの思考がわかるのです。それがマルチポテンシャライトが「橋渡し役」「車輪のハブ」と呼ばれる理由なのです・

マルチポテンシャライトが幸せになるアドバイス

自分がマルチポテンシャライトであることを受け入れよう。

マルチポテンシャライトについて勉強しているとわかることは、今の時代に必要な特性を持っているということ。全てが数年で変わっていく時代において、社会への適応能力は必須だし、会社や社会の課題がとても大きな規模で発生することが多いことに対して、システムを大局的に見れる視点はとても有効。

そして人生100年時代に、一つの仕事で一生を過ごすことが難しくなっている今、新しいことを学ぶ力はとても必要とされるものです。あなたの特性は社会に役立つ素質なのです。それを思って自信を持っていきましょう。

社会の「常識」に引っ張られて一つの事に集中する必要はありません。あなたはあなたらしくで良いのです。

私のマルチポテンシャライトな経験

参考までに、私が今まで2年間くらいで挑戦した内容を記載します。全部飽きてしまいました。

  • ブログ
  • YouTube
  • Twitter
  • お金の教育
  • 不動産投資
  • プログラミング
  • ピアノ教室運営

深いところまで続けられないので、専門家になれません。従って、それぞれの分野でお金を稼ぐことは結局できていません。

しかし、個々の分野で初心者から一定のレベルまで勉強した知識・経験は確実に私に残っているのです。辞めてしまったから無駄だったかというと決してそうではないのです。

ブログ・TwitterにてSNSでの発信のやり方や文章の書き方を学びました。自分が考えていることをオープンなインターネット上で表現するということはこれからの時代非常に大切なことです。プログラミングでは初歩のHTML/CSSを学び、WEbサイトがどのように構成されているかを知りました。

Youtubeは家族で一緒に協力してキッズチャンネルをやりました。動画編集技術や検索上位に行く方法、クリックしてもらえるサムネなど、多岐に渡る学びを得ました。

最初はとても熱中するのです。気になる分野があれば一気に3冊くらいの本を買って読みまくります。Youtubeも見ていきます。しかし、それである程度理解してくると飽きてしまうのです。

それでも、今では自分は幅広い知識・経験を持っていると自信を持てるようになりました。

本業は転職経験3回

理系の大学を出た私は、工場のプロセス系の仕事で採用されました。しかし、自分でマーケティング部門を選択し、その後営業に移りました。技術系の会社の営業だったのでいつも新しいことが起こるので、それはとても自分にあっていました。

しかし、それでも数年同じことをして自分の仕事のやり方に慣れてくると飽きてしまうのです。今は、日本に飽きてアメリカ移住して違う業界にチャレンジしようとしています。

気をつけて欲しいのですが、マルチ・ポテンシャライトだからと言って一つの仕事を続けられないことはありません。その仕事の中に様々や役割があったり、自分の仕事でやること学ぶことが変わっていけば飽きることはありません。

私の場合で言うと十分に経験を積んだことをひたすら繰り返す仕事にやってしまうと飽きてしまいます。その意味では最先端の技術に関わる仕事が私には合っていると感じています。

マルチポテンシャライトに合う仕事を見つける方法


とにかくなんでもやってみるのが良いと思います。マルチポテンシャライトと言っても、何にでも興味があるわけではありません。自分の中で軸があり、その軸にそってやりたいことが変わっていくのです。

その軸、なんで自分がそれをやりたいのか、がわかった時にあなたに一番の生き方が見つかるはずです。

もし仕事に悩んでいるなら、以下の方法を参考にしてみてください。あなたが一番幸せな生き方を見つけるよう祈っています。

転職する

エージェントに相談してみよう。自分のやりたい事に合う募集を見つけたらチャレンジしてみよう。ダメだったら辞めてもいい。

プログラミング

稼ぐため、ハマる人多い。お金を稼ぐ副業でおすすめ。一人で勉強してコツコツが必要ですが、いろんな種類のプログラムの仕事があるのであなたの方向性にあったものがあるかもしれない。

ブログ

自分のことを書くこと。ハマった時に書けば良い。飽きたら距離をおいて放置しておけば良いのはブログの良いところです。毎日更新なんてしなくても良いのです。

おすすめはブログを立ち上げて、自分の熱中したことをその場で記事にしてしまうこと。飽きても記事がお金を稼いでくれたら素晴らしいですよね。

この記事があなたの悩みを少しでも減らしたのであればこれ以上幸せなことはありません。
飽きやすいのは悪いことではありませんよ。