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外資系企業の社員が日常の仕事で使う英語のレベル【外資系転職の参考に】

外資系

外資系企業ではどのように英語を使って仕事をするのか知りたいと思いませんか?
この記事では外資系の日常で使う英語について場面ごとに解説しています。

  • 外資系企業の社内システム
  • 外資系企業のメールの言語
  • 外資系企業の電話・プレゼンの英語
  • まとめ

この記事を書いている私は外資系営業歴10年でアメリカ駐在経験のある会社員です。外資系企業のシステムや仕事内容については熟知しています。

外資系企業の社内システム

社内資料は英語

会社の社内で使われる資料は全て英語です。当然世界中のみんなが読める必要があるためです。社内通達などの連絡も全て英語になります。

細かい会社の規定なども英語なので、難しい文書もありますが、ずっとその環境にいると慣れてきます。まず、英語を読むのはグーグル翻訳なども使えますし、時間制限もないので、難易度は低いと思います。

日本人はみんな英語を学んできており基礎を理解しているので、文書を読むのはそこまで大変ではないと思います。普通のレベルの英語力があれば問題無いです。

社内通達や社内システムも英語

注意する必要があるのが、社内の重要事項も当然ながら英語でくるのでその重要性を正確に理解する必要があります。最初は上司や同僚に確認して中身が自分の理解とあっているかどうかを確認した方が良いです。何かを提出する必要がある、このイベントが会社にとってこう意味を持っている、などいろいろな報告が英語で出てきますので、慣れる必要があります。

営業で使うツールについても当然英語のシステムですね。マニュアルも英語だったりするので理解するのに苦労するかもしれません。しかし外資系なので慣れるしかありません。まあ、使い方さえ分かってしまえば表示が日本語でも英語でも意外と問題ないということに気づきます。

外資系企業のメールの言語

日本以外の部署が入るとメールは全部英語

外資系の営業職のメールはどれくらい英語なのでしょうか。やりとりの言語は簡単に以下の種類に分けられます。

  1. 日本語:社内の日本法人内のみ
  2. 日本語:日本のお客様とのやりとり
  3. 英語:社内の海外含むやりとり

私の場合は平均して50%くらいが英語のメールです。半分半分ですね。面白いのが会社によっては日本人だけでも英語でメールする場合があるということです。

奇妙なのですが、もう慣れました。英語で来たら英語で返す。少しややこしくニュアンスを正しく伝える必要がある時は日本語にするなど使い分けています。基本ルールは日本人じゃない人が一人でも入ったら英語です。

アメリカに駐在時は?

当然ながら95-100%は英語でした。日本語はほとんど使わない日が多いですね。

駐在の役割の違いによっても変わってくるのですが、日本と海外拠点をつなぐ役目の人であれば、アメリカに住んでいるとはいえ、日本とのやりとりもある程度あるため日本語を使う場合もある程度あると思います。

ただし、私の場合は現地の営業として仕事をしてそこから学ぶという目的だったので、日本とやりとりをする必要がほとんどなく、ほぼ英語で過ごしました。オフィスでは日本語を一言も話さない日がほとんどだったように記憶しています。家に帰って家族と日本語が話せると安心したのを記憶しています。

レポートも英語

出張報告書も英語で書くことがほとんどです。日本人だけで仕事が完結する場合は良いですが、製品部や海外の本社にシェアする必要がある時は全部英語で書く必要があります。

ここでは英語のライティングスキルが必要になります。外資系の中でも英語のメールの完結さやわかりやすさにはバラつきがあります。ある人の英語のメールは非常にわかりやすく伝わりやすいが、ある人のメールは長いだけで何を言っているのかわからないというのが外資系あるあるです。

外資系企業の電話・プレゼンの英語

英語での電話での会話

電話会議や英語で海外と電話する機会は平均して週1-2くらいはあります。案件によりますが、緊急でいろいろ話す必要があればもっと頻繁に話をしますし、落ち着いている時は電話無しでメールだけで良いこともあります。

電話会議で電話では英会話力が必要になります。もちろん、普通に話せて仕事の要求を伝えられたりすれば一番良いですが、話すのが得意でない場合でも工夫すれば問題ありません。

細かい話はメールで。そして、電話では要点の確認だけ。

というやり方です。英語でペラペラ話す必要はないのです。仕事なので手段はどうであれ相手が自分の状況を理解してくれて行動してくれればどんなやり方をしても構いません。仕事なので結果が出れば良いのです。

まず、詳細な内容については英語で話すのが難しいですし、メールは後から読み返したりできるので便利です。そしてちゃんと自分の気持ちや要求を理解してくれているかの電話での確認は非常に重要です。

海外では忙しい人が多いですし、メールだけでは読み飛ばして何もしてくれない人が意外と多いです。そのため、絶対にやってほしいことに関しては電話をして念押しした方がよいです。私の経験からすると電話するとほぼ確実に仕事をやってくれます。

メールだけだと50%くらいの人が無視します笑)。多すぎると思うかもしれませんが、外資系で働いている人は同意してくれると思います。

プレゼンも英語

社内のプレゼンも英語ですね。日本法人だけなら日本語もあるかもしれませんが、大きなプレゼンには大体外国人が入ってくるでしょう。一人でも参加者が外国人ならば英語になります。

プレゼンについては英語力もそうですが、事前の準備をどれくらいできるかだと思っています。アメリカ人はプレゼンが上手と思われていますが、準備にとにかく時間をかけるからです。練習をひらすら数時間もするのです。日本人はプレゼンの練習が少ないと感じます。準備をして練習をこなしましょう。

自分から一方的に話すプレゼンは練習すれば良いのですが、質疑応答については英語でのやりとりはレベルが高いですね。こればかりは事前に質問を予測して回答を用意しておくしかありません。予想していた質問が来た場合は答えられるようにしておきましょう。あとは英語力を磨くのみですね。

まとめ


外資系企業はグローバルな会社なので、当然ほとんど英語です。しかし、ペラペラに話せる必要はなく、必要最低限の読み書きの能力があれば仕事はできます。

当然上のレベルに行くには最低限の英語力は必要ですが、コツと慣れさえあれば外資系で働くことはそこまで恐ることはありません。もちろん英語を勉強しなくて良いというわけではありませんので誤解なく。それよりも魅力あるスキルを手に入れた方が外資系への転職の道が開けるでしょう。

以下に外資系にオススメの英会話スクールを紹介していますので、参考にどうぞ。