Yukihiko Blog Written by Yukihiko

外資系転職で必要な新人の時から学ぶべきマインドセット

外資系

外資系の新人や若い人に求められるマインドセットについて知りたいと思いませんか?

この記事では、私が外資系企業の新人教育で学んだ、育てるべきマインドセットについて解説します。

この記事を書いている私は、外資系歴10年でアメリカ駐在中に新人の面倒をみた事があります。外資系企業で求められる能力については熟知しています。

外資系で育てるべきマインドセット

Sense of urgency

緊急性を理解すると言う意味です。社会人として仕事をしていると、今やらないとビジネスが取れない!というタイミングがたくさんあります。その時にどう行動するかが、社会人としての評価の分かれ目になってきます。

自分のビジネスを伸ばす上で今すぐにやるべき事、そして、まだしばらく待ってても良い事、を理解して認識することが大切です。自分の仕事の中で会社の利益のために今すぐにすべきことと、後回しでも結果が変わらないこと。それを理解するようにしてください。

一つ例を出します。お客様が今週中にどの製品を使うか社内で決定すると聞いているとします。その場合、今日受けた宿題はどれくらい優先度高くやる必要があるでしょうか?最優先ですよね。今週中に決めるという事はもう数日しかありません。のんびり数日ほっといたりしたらビジネスを取れないんです。

この場合、お客様はもうどの製品を採用するかを決定する時期が迫っているので、今すぐにアプローチを進めていかないと他社の製品を採用する方向で動くに決まっています。自分一人でできない事は、社内でこの緊急度を共有して回りの人を動かす必要がありますよね。

そうやって、このビジネスを取るために必要なタイミング、緊急度を理解してアクションを決めて実行することが必要です。

外資系ではSense of urgency(緊急性の感覚)と言われます。何が緊急に必要なのかを理解する感覚ということです。

この感覚がないといつのまにかビジネスチャンスを逃しているということになりかねません。特に営業には必要なスキルと思います。

Proactiveness

積極性です。外資系で必要なことは、プロアクティブに行動することです。言われた事を言われたからやるような人は外資系に向いていません。自分で何をするべきか考えて、わからなければ上司に聞くなどの行動を自分で取れる人が外資系では求められています。

新人であれば何をして良いかがわからない時も多いと思います。注意すべきなのは、プロアクティブといっても、なんでも上司にとりあえず聞けば良いわけではありません。まずは自分で考えてみましょう。

この部署の目標は何なのか、自分の役割は何なのか、自分が今できることは何か。みんな忙しく働いていると思いますので、積極的に今自分ができることを提案していきましょう。

例えば、営業の部署でこれからゲーム業界にビジネスを広げたいというゴールがあった場合に、ゲーム業界のトレンドや流行りなどを調べてまとめて共有するのはどうでしょう?と提案してみたりするのはどうでしょうか。

普段忙しくてできない事を新人がやってくれるということで喜んでもらえるかもしれません。また、やる気があると判断してもらった事で別の仕事を与えてもらえるかもしれません。このように行動することで新しく進むことができるのです。受け身で待つだけはやめましょう。

Accountability

アカウンタビリティーと言います。これは自分のビジネスにおいて責任を持つということです。

例えば自分のお客様のビジネスの数字が伸びていないとすれば、自分のせいと考えます。お客様の状況が悪いからとか、市況の問題とか、以前の担当が悪かったとか、そういう言い訳は外資系では通じません。当然そのような事情は上司は全て理解しています。
その上であなたに求めているのは、あなた自身がアカウンタビリティーを持つことです。

具体的には、今このような厳しい状況にあるけど、自分はここの分野の数字を伸ばせば回復する可能性が高いと考えて、こういうアクションを取っていきます。というような提案をするということを期待しています。悪い状況でも自分のできる事は何かしらあるはずです。

自分の責任範囲の中でやるべき事を自分で考えてアクションを取っていく。これがアカウンタビリティーを持つという事です。言い訳ばかりするのはやめましょう。

Take memo

メモを取る習慣の話です。これは人の話を聞く上で必要な事です。

あなたに向かってアドバイスをくれている人が話している時にあなたがメモを取っていなかったどう感じると思いますか?私のアドバイスはあまり真剣に聞いてくれていないのだなと感じます。

実際にあなたが必死で聞いていたとしても、メモを取っていないということは必死さが伝わらないのです。なぜかというと人は忘れると言う事は常識になっているからです。

メモを取らないという事は忘れても良いことだと認識されます。何事においても人からアドバイスを受ける時はメモを取るようにしましょう。

Preparation is important

事前準備は大切と言う事です。上司が時間を取ってくれる打ち合わせをどれくらい大切に考えていますか。上司は基本的に忙しいです。それでもあなたのために大切な時間を割いてくれているのですから、あなたは手ぶらで行くなんてことを絶対してはいけません。

内容について予習しておく、事前に質問を考えておく、など事前準備を必ずしていきましょう。ましてや上司がこれについて打ち合わせしたいという内容については必ず完成させてください。

中途半端な状態で打ち合わせに参加して上司の時間を無駄に使うことはやめましょう。上司からしても何も準備していない人はすぐにわかりますし、評価もそれで下がります。逆に質問を考えてくれていたり、準備をしっかりしてくれている部下については評価は高くなります。

これは特に上司だけでなく、同僚やお客様に対しても同じことです。相手は大切な時間をあなたのために用意してくれているのですから、それ相応の準備をして相手の期待に応えるようにしましょう。

まとめ

外資系の新人向けにはなりますが、外資系でなくても通じる内容と思います。社会人としてのマインドセットをしっかり持ち、会社の利益に貢献できるように働けるようになりましょう。

外資系転職のオススメエージェントについては以下の記事で紹介しています。