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外資系転職に役立つ、アメリカ人上司から学んだ5つの生き方・仕事術

外資系

外資系で働いている人はどのような働き方、考え方をしているのか知りたくありませんか?

これは、グローバル企業の海外で働いた経験のある人から話を聞いてみたいと思っている人には最適の記事です。私が外資系企業のアメリカ本社にてアメリカ人上司から学んだメッセージを解説しています。

これから外資系企業で働こうと考えている人に参考になると思います。

  1. アメリカ駐在で働いた経緯
  2. アメリカ人上司からの5つの学び
  3. まとめ

私は、外資系歴10年のサラリーマンです。アメリカにて外資系本社にて日本人が誰もいない環境で2年働いた経験があります。

アメリカ駐在で働いた経緯

私は2年間アメリカに駐在していました。外資系企業の日本支社に所属していた私ですが、本社のあるアメリカに赴任をさせて頂く機会を得たのです。

その間、オフィスには30人くらいいましたが、日本人は私だけ。そして上司は厳しいアメリカ人。その環境の中で私が学んだ外資系での働き方はこれから外資系に転職を考えている人にも役にたつと思いますので、解説していきます。

アメリカ人上司からの7つの学び

1.Be selfish(自分中心になれ)

私がアメリカにいた2年間の中で一番衝撃だった言葉です。日本人としてSelfish(自己中心的)は悪口であってそうなれ!と言われる事はありません。私がそう言われたのは、私が日本に帰国する話が出た時です。

ともともっと長期間滞在する予定だったのが、短くなって日本にポジションができたから帰ってきて欲しいと日本支社から連絡があった時のことです。その日本のポジションは私にとって昇進に当たるわけではなく、受けたいものではありませんでした。アメリカにもう少しいたいと言う気持ちもありました。

そこでアメリカ人上司と話した時に、「その依頼を受けようと思っている」といった時に、彼から言われたのがこの言葉でした。

自分の本当に思っている事を言った方が良い。何でも会社のいいなりになっているのではなく、自分の希望を主張しないとダメだ。というメッセージでした。

 

私には衝撃だったのです。日本人として会社が決めた事は断れないから従うしかないとなんとなく思ってしまっていたのです。しかし彼らから見ると特にもならないポジションを受け入れるのはおかしい、受け入れるにしても自分の主張をするべきといいます。

例えば、給料をあげて欲しいとか、特別手当とか、を例に出してきました。そんな交渉できないよ、、、と思いながら、それが対等な関係なんだな、と理解したのです。

外資系で働く時には自分の考えを持ち、意見をしっかり言うこと。これが大切です。

2.Be comfortable with being uncomfortable(不快でいることに慣れろ)

一見意味がわからないかもしれませんが、これは自分が快適な事(コンフォートゾーン)を出ることが大切、というメッセージです。

人間は慣れた事をやる時は快適ですが、慣れないことや新しい挑戦などをする時は不快(uncomfortable)になります。

成長するためには、常に不快な状態にいなければならないというのです。挑戦をしても、それが慣れると快適な作業になります。その快適な作業をしている時は成長はありません。

常に新しい事に挑戦して成長していることを確認するために、自分が今は快適に仕事をしているのか、不快な状態で挑戦しているのかを意識することが大切と言うメッセージです。

私も実際にアメリカ駐在で日本人がいない環境で働いている時は常に不快な状態でした。しかしその厳しい環境の中で働くことが私の人生の中で一番成長できた期間と思うことができました。

自分が成長するために、不快(uncomfortable)でいることを意識しましょう。常に挑戦していれば落ち着くことがありませんが気づいた時には大きく成長することができます。

3.keep it simple(単純に考えろ)

仕事でたくさんの課題があり、その一つがとても難解な時どうすれば良いか悩んでしまう事が何回もありました。その時に上司はこう言ったのです。keep it simple。直訳は(複雑にしないで)単純にしたままにしておけ、という意味です。

仕事をしているといろいろな要素が絡まってしまうことがとても多くあります。売り上げを上げるためにはどうすれば良いのか、お客様の苦情に対応するにはどうすれば良いか、など。そんな時には、すべてを単純に考えるのです。

当然いろいろな事情が物事にはあるのですが、その中からポイントとなる要素を2つか3つを選んで、それについて考えるのです。むしろ1点でも重要な点がわかればそちらのが良いです。その問題の根本の問題を見つけてそこに対応する、それだけで問題は解決することが多いのです。

上司はよく言っていました。私はsimpleな人間だからいろいろ言われても理解できない。わかりやすく単純に話をして欲しい。すべての問題は思ったより単純なものなんだ。と。その後私もいろいろな問題を処理しましたが、上司の言った通り、すべての問題は自分が複雑にしてしまっているだけで、根本は単純なものが多かったです。今、問題に悩んでいる人はできるだけシンプルに考えることを心がけてみてください。

4.Don’t be afraid,(何事も恐れないでやってみろ)

私がアメリカに赴任した最初に言われた言葉です。日本人は特に失敗を恐れます。なので行動ができないのです。それを知ってかわかりませんが、上司から言われたのがこの言葉です。

アメリカではアクションを起こしてこそ評価されます。何か失敗したとしてもその結果からフィードバックが得られるのでそれで良いのです。何もしないという事は給料泥棒ですからアメリカでは全く許容されません。

私もこう言われたからにはアクションを取らないわけには行きませんから、勇気を持って行動することができました。

付け加えると、この言葉の後には、何かミスをしても私の責任だから気にするな、と言ってくれました。とても安心させされた言葉でした。

5.Feedback is important(フィードバックを大切にしろ)

フィードバックというのは、何か行動を起こした時にその結果から得られる反省や改善点の事です。フィードバックを考えないと、せっかく取ったアクションが無駄になります。そのため、改善点やその後のアクションを取ることはとても大切なことです。PDCAを回すという意味もあります。

また、Feedbackというのは、上司や他の人からの改善のアドバイスという意味もあります。仕事ができない人には厳しいfeedbackが与えられる、という感じです。

アメリカ人上司は、フィードバックの大切さを教えるためにチームミーティングで時間をとって遊びをしました。ある一人が目をつぶってゴミを遠くのゴミ箱に投げるのです。そして周りの人が右!とか左!とかアドバイスをします。これがフィードバックなのです。フィードバックがあるとゴミ箱に近づいていくのですが、何も言ってくれない場合だとゴミ箱がどこかわかりませんので、ずっと改善しません。だから人からのアドバイスを聞くことは大切ということを言うためのものでした。人から言われたことを素直に聞いて改善していく人が結局は一番成長していくと思います。

まとめ

私が働かせていただいたアメリカ人上司はとても厳しい人でしたが、多くのことを学ばせてもらいました。
外資系で働く際には上記の内容を頭に入れておくと、自分が成長できますし、良い評価をされるようになると思います。
みなさまの参考になれば嬉しいです。

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