Yukihiko Blog Written by Yukihiko

外資系の定義とイメージ


こんにちは、ゆきひこです。

外資系と言ってもいろいろなイメージがありますよね。収入が高い、英語がペラペラ、雰囲気が冷たい、などなど。正しいものもあるが、違うものもあると思います。

一般的な外資系のイメージと私の実際の経験を比べて説明したいと思います。

外資系の定義

まずは、外資系企業の定義から見ていきます。

  • 外資系企業とは、外国法人または外国人が一定以上出資している会社の事。
  • 経営方針など会社の軸が海外企業(外国人)の会社の事

調べてわかった事ですが、明確な基準はないようです。不思議ですね。一般的に海外企業の日本支社が一般的に考えられる所の外資系企業と考えて良いと思います。

一つ注意しなければいけない事は、日本企業の中でも実は海外企業が出資している会社も多いという事です。日本企業と思われているが、中身は実は外資系という会社も多いのです。

例えば、ソニー。ソニーは50%以上の株式が外国人に持たれています。定義からすると外資系だが、そうは思われていませんね。

また、シャープ。シャープは台湾のHon haiに買収されたので外資系というイメージもあるかもしれませんね。経営も主導権を握られています。それによって収益が改善したという話もありますので、いかに経営が企業の業績を左右するかがわかります。

ちなみに、いま日本には5000くらいの外資系企業があるとの事です。

外資系のイメージ

外資系という言葉にはいろいろイメージがありますよね。実際のところどうなのでしょう。

収入が多い。また、昇進が早い。

外資系は年俸制が多いです。年間の給与が決まっています。その中に福利厚生が含まれている事が多く、全体の金額としては日本企業と比べて高く見える事があります。そのために年収が高いと思われる可能性もありますが、実際の福利厚生も加えた合計収入を考えると、実際はあまり変わらないのではと思います。もちろん会社によりますが。。

昨今、新人の採用の競争が激しいので初年度の年収を高くして、国内企業と採用競争をしているケースはある。Haiwai は最初から月40万円の提示で話題になりましたよね。日本企業も初年度給与を上げてはいると思いますが、大体が20万円前半の横並びと思います。

とはいうものの、国内企業と外資系の収入の差が実際に出るケースはあります。それは、外資系で評価されている人の収入はどんどん上がって行くため、日本企業の同年代の給与よりも高くなる事が多いという事です。若くても結果を出して、目立つ事が出来れば昇進して高収入を得られる場合があるのが外資系です。

でも、逆もまたしかりで、評価が悪い人は収入が落ちるのではなく、外資系ではリストラに会う事になります。ここが外資系のリスクと思われる事が多い部分です。

外資系での評価がどのように決まるかですが、日本企業が人事が評価するのに対して、外資系は上司が強い権限を持っています。使えないと思った人を交換する(言い方悪いですね)、または辞めさせる事を考えるのも上司です。だから外資系ではボスのいう事は絶対になります。でもそれは言いなりになっていれば言いわけではなくて、自分の意見は言わなければいけません。しかし、上司が出した結論には従わなければいけないという事です。

英語がペラペラ

外資系とは言っても日本人が働いているので、英語がみんなペラペラというわけではありません。全く知らない人からすると意外かもしれませんね。

日本支社が長くある会社であれば、その中は日本人だけである程度仕事が進むので、外資系企業なのに英語を全く使う機会がない事もあり得ます。

しかし、当然ながら、日本支社が数人の外資系企業であれば本社とやりとり無しでは仕事が出来ないので英語の能力が必要になります。必然的に英語が話せる人が採用され、英語の機会が多いので上達する機会も多くなります。

職種でも違いますね。社内の作業をする一般事務のような仕事では英語を使わないかもしれません。上の地位になればなるほど、本社とのやり取りが必要になり、英語の能力が必要になる事が多いですね。外資系のマネージャーには英語ができない人はなれません。

海外本社に強い決定権がある会社であれば、日本にいても英語を使う機会は多いです。なぜなら、何をするにいても本社と相談が必要になるためです。お客様に出すデータの承認や、依頼された事を本社の製品部へのお願いをする場合など全てが英語になります。慣れればそうでもないのですが、知らない人からするとすごい世界に見えるかもしれません。

また、実際に外資系で働いている人の英語のレベルはどうなのでしょう。みんなバラバラです。担当や一般レベルで話せる人もいれば話せない人も実は多いです。話せないとは言っても最低限のメールは出来ますし、会話も少しはできるくらいです。

ただ、個人的な経験からすると、英語ペラペラのいうレベルの人は意外と少ないと思います。いるとすれば、海外に住んだ経験があったり帰国子女だったりする人が多いですね。